DICENo.0【iris】Ⅰ (ページ4)

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3_ドッキリ2 ページ4

い「社内で起きた事故やから」

な「うんうん」

い「ちょっとないことAも来てもらったほうが

いいかもしれへんなと思って」

な「OK、行こっか一旦。

A、行けそう？」

私を不安にさせないように、優しい声色で聞いてくるないくん。

勿論、行くに決まってる

『……ん、行く…』

い「うん」

『…あにきはさ、もう病院…行ってる…？』

尋ねてみると

い「病院に運ばれてると思う」

な「じゃあもう事務所にはいないと？」

い「事務所にはいない」

な「OK、わかった」

い「ちょっとほんまにやばい、ちょっとどうなんねやろ」

先程まで落ち着いていたが、いふくんの少し不安そうな声にまた不安に陥り、ないくんの服の袖を握っていた手に力が入る。

な「あ、そんなやばいんや」

い「うん」

な「え、緊急搬送で…

まあとりあえず行くか、一旦」

い「うん

一旦ちょっと先のこと話した方がいいかなって感じ」

な「了解了解」

『わかっ、た…』

な「そんなやばいなら行くわ

急ぎ、行きます」

い「はいはい」

な「OK。

これさ、いずれみんなにも言うけど、今りうらとさ

配信準備してたんだけどちょっと言っとくわ」

い「りうらにもちょっと一応伝えといて、じゃあ」

な「OKOKOK、了解

行きまーす」

ピロンッ

discordの通話が切れた音。

その瞬間、涙が込み上げてくる。

『っ…なぃ、く…』

な「大丈夫。絶対あにきは大丈夫だから、ね？」

『……ん、』

な「とりあえず行こ？」

『わかった…』

2023年7月12日22:00
ないすず移動開始

計測スタート

〜一方その頃、初兎、いふ、悠佑は〜

初「震えるな…」

い「えぇ…ごめん…

ごめん…ないすずぅ…

泣いちゃいそうになったやんなんか…」

〜りうらに状況説明するないすず〜

な「ごめんりうら、ちょっと緊急でさ

あの、ニキがあのさっきオフィスで自分でバク転練習してた時に

首から落ちちゃったらしくて」

『…今、緊急搬送されて…』

な「そうそう。今喋れないぐらいの状態らしいのよ

そう、でちょっともう病院に行ってるからあの、

なんていうの…待つしかないんだけど」

『いふくんが今オフィスにいて、

ちょっと一旦オフィスのほうで……〜〜…』