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『……通学カバンから下着…取ってきてくれませんか…?……あと、服…か、借してください…ほんとにごめんなさい……』

そう尋ねると扉の向こうで

ガタッ!!

という音がした。

扉の向こうで何が起きた!?!?

り「…あ、ご、ごめん…取ってく、る…!」

足音が遠ざかっていく。

『……はぁ…』

自分でちゃんと、風呂場まで持ってくればよかった〜……

暫くすると、また足音が近づいてきて、扉の前で止まった。

り「……どうすればいいの……?」

確かに

『あ〜……取り敢えず、目瞑って、ドア開けて、私に渡して!!』

それしか方法がない気がする……

り「おっけー……」



ガチャッという音がして、ドアが開いた。

……りうらくん目瞑ってるけどちょっと恥ずかしいな…

り「……はい。」

私の手に下着を置くと、すぐに振り向いて風呂場から出ていった。



















『りうらくん!服と下着、ありがとね』

り「…ちょ、A……」

はぁ、と溜息をつき、頭に手を当てている。

『……?』

り「なんでドライヤーしてないの!

あと下は!?」

『ドライヤーの場所分かんないし

ズボン大きいから落ちるんだもん。

でも、パーカーでかいしいいじゃん』

り「そういう問題じゃないんだよなぁ……

ま、いいか…。はい、ここ座ってて?」

床をぽんぽんとたたいて、手招きをする。

『分かった』

そこに座ると、りうらくんはどこかへ行ってしまった。

そして、暫くしてドライヤーを片手に帰ってきた。

り「いくよー?」

私の後ろに座って、髪にドライヤーを当ててくれるりうらくん。

『え、りうらくん……!?』

り「大人しくしてて?」

『はい…』











ドライヤーが終わったあと

『りうらくん…服も、ドライヤーも…ありがと…』

り「ううん、俺がしたいからしてるんだし」

あっ、そう言えば…と、何かを思い出した様子のりうらくん。

『ん?なに?』

りうらくんは、私の耳元に顔を近づけてきて

り「……A、俺と同じ匂いするね。」

『ぅあ…!?』

り「ふふっ(笑)俺もお風呂入ってくる〜」

いたずらっ子のような笑みを浮かべて、お風呂に入りにいった。












『なんなの、りうらくん……』












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mopi(プロフ) - かわいすぎ (3月29日 10時) (レス) @page16 id: 0810ee8e87 (このIDを非表示/違反報告)
イヨ - かわちまるすぎる。え、心臓足りない、にやにや止まんないよ、、、、続き楽しみですっ! (3月20日 10時) (レス) @page20 id: 6ec5589c59 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 涼 - ぎゃー〜ーーー (3月19日 16時) (レス) @page20 id: 0a8af3a5e9 (このIDを非表示/違反報告)
のの - めっちゃ良かった♥️すごい!マジで死んでもやる!! (3月19日 8時) (レス) @page20 id: e69e34cb05 (このIDを非表示/違反報告)
いちこ。 - とわさん» それなすぎる笑 (3月17日 1時) (レス) @page17 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2024年2月20日 18時

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