紫さんの妹【iris】 (ページ3)

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2_ちゅーページ3

『……』

い「……」
目をつぶって口を閉じている少女と、その少女のことを顎クイしている男。

何をしているかって？

ドッキリに決まってんだろ！！！
もうすぐでみんな来るはず！

ガチャッ

「ただい……はあぁあああ！？！？」
よっしゃ！大成功！！

ほ「は！？いふくんなにやってんの！！離れて！」
そう言っていむくんがいふくんの肩を掴んだ。

すると、その衝撃でいふくんがバランスを崩し、私を押し倒しているような形になって

ちゅっ

と唇に柔らかい感触がした。

『……ぇ、』

い「……あ、」

な「まろお前何やってんだよぶち殺すぞ」

り「純粋な高校生が……20代後半野郎に……」

悠「まろ、腕立て伏せ100回、腹筋100回……10セットな？」

い「いや、！さっきのはほとけのせいやん！」

ほ「は！？なんで！？」

初「……おい、なにやっとるん？」
遅れてお兄ちゃんがやってきた。

初「俺の妹に手出したな？しかも……キスしたよな？」
あ、一人称俺だ……(

『……わ、たしの、…ちゅー、はじ、めて、』
目に涙がたまる。

い「え、ちょ、泣かんといてや！！事故ちゅーやから！！」

り「えっ、Aファーストキスだったの、！？」

な「高校で彼氏でもいてもうキス済みだと……」
キス済みてなんやねん。しかも彼氏いたことないし

『うぅぁあ……お嫁に行けない、』

い「大丈夫や、！俺が貰ったるから！」
なんも大丈夫じゃないです
いやでも推しに貰われるなら、……

『…………さっき、さ。』

「うん」

『……唇、ついてたよね？』

り「うんもちろん」

ほ「……僕のせいだ、」

初「ついとったな。まじで許せんわ。」

な「ついてたね」

悠「ついとったわ……」
……いやでも！本人に聞かなきゃ！！

い「思いっきりついとったな。唇めっちゃ柔らかかったし良かったで」

『は？良かったってなに唇柔らかいとか変態かお前』

初「Aが口悪い……」

『ろきの初キス……、しかも事故ちゅー、』

悠「めっちゃ落ち込んどる…………な、なぁA！今日はAが好きな飯作ったるわ！」

な「お、俺もハーゲン○ッツいくらでも買うよ！」

『……ほんと、？』

悠、な「ほんと！！/ほんま！！」

『……んへ、ありがと』

「(かわいい)」

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い「ほんまにごめんて！！……もしかして、もっかいしたいの？」

『んなわけあるかばか』

い「えぇ可愛い俺がもっかいしたいわ」

『最推しだからってなんでも許されると思うな』