紫さんの妹【iris】 (ページ17)

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15_初対面ページ17

これは、いれいすが結成される少し前のこと。

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初「A？はよいくで〜！」

『あ、お兄ちゃん待って〜…！』

私は学校とかと重なっちゃってメンバーと初対面だけど、お兄ちゃんは何回か会ってるらしい。

私コミュ障だから上手く喋れないかも…。

まぁ、お兄ちゃんがいるから大丈夫…かな…？

初「ははっwA、上手く喋れんやろうなぁとか思っとるやろ？」

『う"っ…だってぇ…』

初「ま、僕がおるから大丈夫や」

…そうだよね!!!

初「ごめん！遅れた〜！」

お兄ちゃんに手を引かれるがまま走る。

足速いってお兄ちゃん…!!

ほ「あ、初兎ちゃん!!」

あれは…いむくん、かな…？

てかみんな顔良すぎるんだよなぁ…。

怖いし、お兄ちゃんにくっついとこ…

『……。』

できるだけ気配を消し、お兄ちゃんの背中に隠れる。

な「あれ。初兎ちゃん、Aは…？」

名前を呼ばれ、体がビクッと反応する。

『ひゃ…ひゃいっ、！』

変な声出ちゃったじゃん…。もうやだ、帰りたい…

い(え、小動物…？)

悠(顔整ってんなぁ…)

り「A…？」

初「ほら、ちゃんと挨拶しぃや？」

お兄ちゃんに圧をかけられ、少し顔を出して挨拶をする。

『あ、有栖A…です…』

怖いよこの人達!!!!みんな身長でかいんだもん！
(夢主ちゃんから見たらあにきもでかいんです👍🏻 ̖́-)

ほ「ねぇ初兎ちゃ〜ん！」

そんなことを考えていると、お兄ちゃんはいむくんの方へ行ってしまった。

おいていくなよ馬鹿兄貴!!!!私が1人で喋れるとでも!?

『……』

またもや気配をできるだけ消し、近くのベンチに座る。

『はぁ…』

何やってんだろ私。ちゃんと喋らなきゃなのに

だから友達ひとりもできないんだよ!?

こりゃ嫌われる確定だな

勝手にひとりで落ち込んでいると、ないふが話しかけてきた。

い「A、どしたん？」

な「具合悪い？」

うわぁ、心配させちゃったよぉ…。

ほんとにごめんなさい…

『あっ、いや、な、なんもないよ…！』

ちゃんと喋れよ自分!!!

い「Aって何歳やったっけ？」

『えっと、高１…』

な「えっ、高１!?はぁ!?」

い「まじか…高１でそんな歌唱力高いんか…」

私歌上手くないよ!?りうくんのほうがうまいだろ！

『……えっ、と…。』

ないふ「ん？」

『……イケメン、だね』

何言ってんだよ。私。

初対面の人にイケメンだね♡とか言うか普通