𓏸𓏸しないと出られない部屋【iris】 (ページ7)

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ポッキーゲームしないと出られない部屋《🐱》ページ7

僕はポッキーが沢山つみあげられ、山のようになっている前で口を開いた。
『……もしかして』
僕の目線の先にはお題が書かれている紙を持っている先輩。

い「……"ポッキーゲームしないと出られない部屋"らしいで」
この人は猫宮いふ先輩。さっきちょっと雑談して仲良くなりましたぴーす

『はぁ……まじすか、』

い「おん。んじゃ、さっさと終わらせるか」

『はーい』

い「はい、くわえて」

『ん』
いふ先輩がさしだしたポッキーをくわえる。

あれ、これあーんしたことになるよな。やばい誰にもバレないようにしないと

い「……」

『……』
黙々と食べ進めていく先輩。食べ進める速度遅いんですけど……絶対わざとだよな

い「ふふっ、w」

『っ、///』
唇がつくまであと1cmというところで僕がポッキーを折ってしまった。

い「え、照れたん？可愛ええなぁw」

『先輩のせいですよ!?先輩がニヤニヤするから、』

い「ごめんなwじゃ、もっかいな」

『はい……』

その後もポッキーゲームを続けたが、僕が照れすぎて何回も折ってしまった

『うぅ……先輩すみません…』

い「ん？全然ええよw(Aちゃんと何回もポッキーゲームできるしな)」

『先輩神……！！』

い「はい、じゃあ今からするポッキーゲームで最後な？これでAちゃんが折ったらキスするから」
当然のことのようにキス発言をする先輩

『は、え、きすって、』

い「くわえてな～」
口をポッキーで塞がれる。

『んむ、!?』

い「……」
徐々にポッキーを食べ進めていくいふ先輩と目が合い、ポッキーを折りそうになるが、我慢して耐える。

え、ポッキーゲームって最終的にキスするよね、!?

まずいまずいまずいまずい!!

『ひぇんふぁい、！(せんぱい！)』
そういった直後、態とらしくたてられたリップ音と共に、唇に柔らかい感覚がした。それと同時にお馴染みのドアが開く音。

『……!?』

い「ん、……よう頑張ったな〜偉いで」
そう言いながら僕の頭を撫でる。

『……先輩慣れてますね、！』

いや、と口を開く先輩。
い「俺初めてやし……、」
と、顔を真っ赤にして呟く。
は？？このイケメンがファーストキス？

嘘だろふざけんなよ。僕も初めてなんですけどは？？？？
なんでこんなイケメンにファーストキスとられないといけないんですかしかもお互いに初めてって……

『神様は残酷だ……(?)』

い「……なんかようわからんけど恥ずいな、」

『こっちの方が恥ずいです』