𓏸𓏸しないと出られない部屋【iris】 (ページ15)

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一緒にお風呂に入らないと出られない部屋《🐱》ページ15

『えぇ……』

い「嘘やろ……」

嘘であって欲しい。

今回のお題は、"一緒にお風呂に入らないと出られない部屋"だそうだ。

もちろん今回の部屋にはご丁寧にお風呂が設置されている。
しかも地味に性能がいいやつなのが腹立つ

い「……まぁ、やるしかないよな」

『ですよね…』

とりあえず服を脱いでいる間は向こうを向いてもらう。

『ま、まだ見ないでくださいね！？』

い「分かったから落ち着き？w」
ないこ先輩でトラウマなんだよ……！！

『お先に失礼します……！』

そう言ってお風呂場に入ったのはいいものの、肝心のバスタオルが置かれていない。

辺りを見回すと、1枚の置き手紙が置かれていた。

[バスタオルは勿論無しですよ！入浴剤も何も入ってません！それじゃ、2人きりのお風呂タイム、楽しんでくださいね♡]

『……は？』
思わず手紙を握り潰してしまう。

すると、後ろから声がした。

い「あ、まだ入ってなかったん？」

『っ……ばかぁああぁ！！！！！』

手紙を放り投げ、思いっきり絶叫してお風呂にダイブした。

『はぁっ、……はぁっ、』
最悪最悪最悪最悪……

え、先輩も全裸だったよね……？
はぁ……人生終わった

い「お邪魔しまーす」

普通に入ってくる神経どうなってんだよ

勿論私は思いっきり手で隠してます。

『……隠さなくていいんですか』

い「別に？だって結局見ることになるんやし、隠すものもないしな。」

普通にお風呂に浸かってくる先輩。

強すぎだろ

『……でも、恥ずかしいので向こう向いてください。』

い「やだ」
あ、この先輩変態だった……

『なんでですか』

い「だって可愛いんやもん。」

突然先輩が近づいてきた。

『！？……近いです、！』

い「やろ」

『……』
嫌な予感がして、お風呂場を出ようとするが、先輩から腕を引っ張られて先輩の前に引き戻された。

『わ、ちょ、……！』

い「やっぱ可愛ええな。」

『っ、……もぉやだっ、♡』

い「ん？まだまだいけるやろw」

『…………もうきらい』

い「ごめんってまじで……w」

『笑ってるじゃないですか』