私は稀血らしい。【いれいす】【iris】 (ページ4)

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第3話ページ4

悠佑と少女が言い合っていると、背後に何者かが忍び寄った。

カプッちゅ〜っ

『ひゃう"!?』

悠「あ、おい！！なにやっとんねん初兎！」

ほ「しょーちゃんなにやってんの！？」
突然のことにびっくりするみんな。

初「美味しそうで我慢できへんかったわ。」
少女の首元を、ちゅ〜っという音を立てて血を吸う初兎。

『ゃ、！///しゅうなｯ、///』

「(あれ、すんげぇえろくね？？？？？)」
誰もがそう思ったであろう。少女の目には涙が溜まって赤面で、初兎が吸う度に肩をビクッと震わせているのだ。

初「ふぅ、ご馳走様でした」
やっと口を離した初兎。倒れそうになる少女の腰を抱き支えて、頭を撫でる。

初「先輩かわいかった」

『あ"あ"〜！！うるせぇうるせぇ！』

い「……これアウトじゃね？」
そう。少女の首元には2つの歯跡と初兎が吸いすぎてキスマークのようなものができてしまっていた。しかも見える位置。

『ん、なにがですか？』

い「やりすぎってこと〜。ほら。」
先程撮った写真を少女に見せる。

『うわ、最低な後輩。跡付けるなら見えないところにしてくれないかな……』

初「そんなこと言っていいん？また吸うで」

『すみませんでした初兎くんは最高の後輩です吸わないでください、』
今吸われたらやばいかもしれない。そう思い、少女は全力で謝った

初「今は吸わないけど今度また吸わせてな〜」

『え、』