煉獄杏寿郎さん 壱 ページ10
「ここが…煉獄さんのお家ですか……!」
「うむ!特別なものは何もないが…まあゆっくりしていくといい!」
「ありがとうございます!善逸、伊之助!行こう!」
鬼殺隊、炎柱 煉獄杏寿郎。
同じく鬼殺隊の隊員である炭治郎、善逸、伊之助、そして箱に入った禰豆子。
四人は煉獄の招待により、煉獄家に来ていた。
任務続きであった四人に憩いの場を、と煉獄の計らいで。
お邪魔します!!と元気よく挨拶をして敷居をまたごうとする炭治郎たち。
うむ!とそれに負けず劣らずの声量で返事をする煉獄。
「杏寿郎さん!」
聞き覚えのない女性の声。
炭治郎たちは目を丸くしていたが、煉獄は振り向いたあとなんてことなく普通に話していた。
「Aか!元気にしていたか?」
「はい、お陰様で。
杏寿郎さんは…大丈夫そうですね!」
「うむ!何事も無し!」
黒髪をひとつに結わえて、柔らかい笑みを湛えるその女性は美しかった。
「あら…。鬼殺隊の方々ですね、ごめんなさい。
お邪魔をしてしまいましたね」
煉獄の少し後ろに立つ炭治郎たちに気付き、申し訳なさそうに眉を下げて謝罪した。
炭治郎はおろおろと慌てて、善逸は顔を真っ赤にして叫びだしそうなのを堪え、伊之助は興味なさげに女性をただじっと見ていた。
そして隣にいた善逸に「顔がうるせぇ!!」と怒鳴っていた。
善逸はぼろぼろと涙と鼻水を垂れ流していた。
煉獄さんや見知らぬ女性の前で失礼だ……!とそんな二人を止めようと炭治郎が宥めていると、くすくすと小さく笑う声が聞こえた。
「ああ、ごめんなさい、馬鹿にしたわけじゃないの。
とても仲が良いのね。素敵だわ。」
にこ、と微笑みかける女性に炭治郎は頬を染めた。
「あの……。失礼を承知で尋ねるんですが…
煉獄さんのお知り合いですか?下の名前で呼び合っていますよね?」
きょとん、と可愛らしい顔で尋ねる炭治郎に、煉獄はいつもと変わらない顔で答えた。
「ん?ああ、Aは俺と結婚を約束した人だ!!」
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三色 ─みしき─(プロフ) - 煉獄推しさん» 申し訳ありません。只今リクエストは受け付けていません。 作品を読んでくださりありがとうございます (2021年7月4日 10時) (レス) id: d6f8835509 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄推し - リクエストオッケーですか?オッケーなら、返信が来たときに送りたいのですが… (2021年7月2日 18時) (レス) id: c685ed7b70 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - みしろさん» いえいえ、拙いだなんてそんな!みしろさんの作品大好きです!いやいや、私こそ様なんて付けなくていいのですよ…!あわわ、ありがとうございます…!変則的なので不安ですがもそもそ活動していきます…! (2019年7月4日 2時) (レス) id: ebec16ed5f (このIDを非表示/違反報告)
みしろ(プロフ) - すいさん» なんと……!!私の拙い文章を読んで下さっていたとは!!有り難き幸せ!!様なんて付けないでください!!むしろ此方が様を付けなければいけないような……(?)すい様のペースで良いのですよ…… (2019年7月4日 2時) (レス) id: 509e58e731 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - みしろさん» みしろ様 ひょえ〜ッッ!ありがとうございます…!実はこっそりみしろ様の作品を見てましてひっくり返りそうになりました…。ありがとうございます、まったりと更新していきますね(´▽`) (2019年7月4日 2時) (レス) id: ebec16ed5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三色 | 作成日時:2019年6月17日 3時