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家に着く
震えながらドアノブに手をかける
鍵…
かかってる…
よかった…
家に入るとふんわりと香る彼女の香水…
部屋中の窓を開ける
こんな香り…早くなくなれ
自分も彼の香りに包まれてるのにね
大丈夫…大丈夫
私は大丈夫
私も同罪…なの
洋服…みっくんのだ
洗濯して返さなくちゃ
ガチャっ
「「 ただいまぁー！！」」
「 おかえり！手洗いうがいしておやつ食べながら宿題やろう！」
「 はぁーい！！」
私は大丈夫。
この子達もいる
大丈夫
夕飯の支度をしていると
ピコン
[ 今から帰るから。夕飯家で食べるよ。]
旦那が帰ってくる
「 ただいま。風呂入ってくるから」
「 おかえりなさい。わかった。」
そして4人で夕飯を食べて
子供たちは寝室へ
私たちも別々のベッドで眠る
「 眠れないや…」
雨…まだ降ってる…
あ…みっくんからラインきてた
[ A、大丈夫？風邪ひいてない？]
[ 心配だよ…気づいた時でいいから連絡して。待ってる]
ごめん…
あなたも苦しいよね
私のせいで…
ごめん、ごめんなさい
でもね、会いたいの
会いたくて会いたくて仕方ない
そっと家を出て彼のマンション
彼の部屋の前
インターホンをならすと
すぐに開く扉
「 Aっっ
思いっきり抱きつく
いきなりきたのに
すべてを受け入れてくれる彼を
利用してるんだ
私から唇を重ねる
何度も
何度も
気づいたら彼の顔が上にある
私も彼を求める
何度も何度も
北山「A…愛してるよ…」
「 みっくん…」
北山「 名前…よんで？
俺の名前」
「 ひろ…みつ…」
北山「 よくできました」
そういうと彼は笑った
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作者名：Yuzuki | 作成日時：2019年4月12日 10時
