24〜北山side〜 ページ25
あれから毎日ラインしてる
時間を見つけて返してくれる彼女が愛おしい
今日も仕事
だけど今日は雑誌の撮影だけだから早く終わる
あーAちゃんに会いたいなー
玉森「 あれからなんか進展あったのー？毎日スマホみて百面相してるけどー」
「 ねぇーよ！ただラインはしてるけど！」
玉森「 毎日楽しそーだよぉ？おみつちゃん」
「そんなことねーよ！」
玉森「 そーですかぁーま、いーけどー今度Aちゃんち行くときは俺も誘ってね♡」
「 はいはいー」
「 北山ー」
藤ヶ谷だ
藤ヶ谷「 この前のコンサートの子、北山の彼女？」
「 ち、ちげーよ！」
藤ヶ谷「 そーなの？すごい美人さんだったね。またコンサートきたときはいって？サービスするから？」
「んーもー呼ばない」
彼女は俺のものじゃない
他の人の奥さん
あ、今日は雨だ…
撮影が思ったより早く終わって
雨…だからかな？
彼女に会える気がして
急いで帰る
すると部屋の前に横たわってる
彼女が…
「 Aっ？！大丈夫？！なんでこんなに濡れてんの！」
「ごめ…ん。またきちゃった…」
彼女を抱きかかえ、急いで着替えさせて自分の洋服を着せて髪を乾かす
「 みっくん…ごめんね。気づいたらみっくんの部屋の前にいて…」
また…何かあったんだ
旦那さんと…
彼女がボロボロになってるときは旦那のせい
「 何も言わなくていい。俺んとこきてくれて嬉しいよ。大丈夫、大丈夫だから」
泣きながら俺に抱きつく彼女を優しく抱きしめる
しばらく抱きしめてたら落ち着いたのかな
「 そろそろ…帰らなくちゃ…子供たち帰ってくる時間だから…」
「もう、大丈夫…？」
「 みっくんといたから大丈夫。」
そういうと寂しげに笑った
ウソ…
旦那のこと考えてるくせに
どうすればあなたは
目の前にいる俺をみてくれるの？
今、あなたの目の前にいて
あなたを抱きしめてるのは
俺だよ…。
そんな寂しそうな顔で笑わないで
全部…あなたの全部を
俺は受け止めるから…
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作者名：Yuzuki | 作成日時：2019年4月12日 10時
