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10*クックパッ〇 ページ10

………

最終的に本屋は行けなかった。

理由は2つ。

まず、買った荷物が以外に重かったことと、家に今も泣いているかも危うい6人のケモ松がいるからだ。

とりあえず陽が沈みかけてる商店街を背に、早足に家路を急いだ。

…………

アパートの9階。

玄関の扉をこじ開け、中に入った。


「ただいまー…」


外はもうすっかり暗く、リビングの電気をつけ、荷物をキッチンに置いてケモ松がいるテーブルへと急ぐ。


「ただいまー…って寝てるし」


泣き疲れたのか、頬に僅かな泣き痕をつけて、6人寄り添うようにタオルを敷いたままのテーブルの上で眠っていた。


「……ま、夜ご飯出来たら起こそう…あ、料理出来ないんだ私」


そう思い立ち、スマホを起動して、クッ○パッドのアプリを検索し、インストール。


「……そういや、クックパッ○別にとらなくてもG〇ogle先生で調べれるのか。」


まぁ、でもとってしまったのは仕方ないから、そのままにしておいて、今日はもう卵粥でいっか、って半ば投げやりになった時だった。


「いやぁ…料理出来ないって大変だn……ん?」


テーブルにお腹をくっつけてスマホをいじっていたら、テーブルにくっつけていた腹部に違和感。

下を見れば、6つのもふもふした着ぐるみが。


「……ただいま。あと、お留守番お疲れ様」


そう。


『……うぅぅ……』


ケモ松さんが6人全員、私の服にしがみついていた。


「どうかした?涙目だよ」

『……た…』

「ん?」

『さみしかった』


天使がいる。

神様ありがとう。

初めて生きててよかったと思った。


『お″ね″ぇち″ゃん″い″な″ぐな″っだがどお″も″っだぁ……』


十四松がしがみつく力を強くしながら言った。


「はいはい、ごめんごめん。あと、私のことお姉ちゃんじゃなくてAって呼んで。」


お姉ちゃんもいいけどね。

私には名前呼びの方が合ってた。


『…わかった…じゃぁ…Aねーちゃんだね』

「ありがとうございます…」


もう死ねる。

私は顔を抑えながら悶え苦しんでいた。

11*卵粥→←9*お留守番



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設定タグ:ケモ松さん , おそ松さん , 養う   
作品ジャンル:ファンタジー
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黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月12日 22時

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