17*キャーやばーい(棒) ページ17
『ね!!Aおねーちゃん!あそぼー!?』
「…えぇ?」
十四松が伸びた袖を振り回しながら私に言った。
おい、袖、その袖カラ松に当たってるから…
心の中での呼び掛けも届かなかったらしい。
『じゅうしまつ?あたっているぞじゅうしまぁつ』
『あいあい!』
…アニメで成人してこれやったらカオスだけど小さかったらただただ可愛いということが証明された。
「…わかったよ、遊ぼっか。」
そう言えば6人揃って顔を輝かせた。
『いえーい!なにするなにする!?』
『ふっ…なんでもいいぜまいぶら…』
『Aおねえさんはなにかしたいのあるの?』
『…え…』
「………」
一気に全員の声が飛び交い何を言っているのか訳が分からない。
こういう時、聖徳太子が羨ましい。
『やきうしよ!』
『ねこ……』
『Aおねぇちゃんとならなんでもいいよ!』
「……あはは…」
思わず苦笑する私に声は止むことを知らず、次から次へと遊びたい候補が上がっていった。
こうなったら、と腹を括って、「仕方ねぇ…どんとこい!全部遊んでやろう!!!」と言おうと立ち上がった時だった。
「やっふー!皆の大好きキョウさんでぇーっす!」
「……は?」
チャイムも無しにずかずかと入ってきた大凶がそこにいた。
……………
「…遊びにくる時ぐらいチャイム鳴らせ」
「はいすみません」
只今正午。
そして、目の前の厨二野郎にお説教中。
「……ったく…」
「まぁ、あんまりカッカなさんな」
そう言って大凶はすくっと立ち上がりじりじりと私の方へ近付いてくる。
「…は?え…ちょ…何か?」
「………」
そう壁際に追い詰められると待ち受けていたのは壁ドンだった。
「…なんで壁ドンされてんの?」
「こういうの…女子は好きなんでしょ?」
「いや、吐き気しかしない」
特に厨二にやられてもね…うん
そう言って奴は顔を近付けてくる。
「……歯ぁ食いしばれ」
「…え?」
知ってる?
動物は仲間だと思った奴等が襲われてると…
「きゃー!コワーイ!助けてー(棒)」
『どぅぅぅぅん!!!』
「( ゚∀゚):∵グハッ!!」
助けに来てくれます。
特に犬とかは。
『Aおねーちゃんだいじょうぶー!?』
『Aねえちゃんたべられてるかとおもった…』
「ありがとう〜助けに来てくれたんだね!お姉ちゃん嬉しいなぁ」
そう言って褒めて2人の頭を撫でると気持ち良さそうに笑顔になった。
509人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梟 | 作成日時:2016年5月12日 22時