16*嫉妬? ページ16
「……あのー……すいませんが離して」
『いや』
『やだ』
一松とトド松が声を揃えて言った。
お昼寝も終わり、今は暑くて火照った体を団扇で仰いで冷ましている最中。
そして、「離して」というのは…
「……なんで私の傍にいるの…?兄弟と遊んどいで」
『いーや!』
『やだ』
「だからなんで!?てか服!服伸びるから引っ張らないで!」
何故か2人で私の右と左に座ってしがみつかれているのだ。サンドイッチみたいなかんじ?
すると一松とトド松が無言で両手を広げてくる。
「……え?」
『……おそまつにいさんにはした』
『…ずるいよ』
…成程。2人が何故粘っていたのかわかった。
「おそ松は抱っこしたから僕らにもしてよねずるい」と、「おそ松兄さんにもしたんだから僕らにもしてよ」と…
「……嫉妬?」
『ちがう!』
『……しっとじゃないし!』
可愛い。
トド松は頬をぷくーと膨らまし、一松は顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。
「…わかったわかった、ごめんって。ほら、抱っこしてあげるからおいで」
そう言えば2人とも顔を明るくしてこっちへ寄ってきた。
可愛いなぁ←
2人を一緒に腕の中に閉じ込めて、ぎゅーと抱きしめた。
少しキツかったかな?なんて2人を見てみると、案外楽しかったのかキャッキャと笑っていた。
「……可愛いなぁ」
本日何回目かわからない可愛いを口に出してしまった。だって可愛いんだ、仕方ない。
そんなことをしていたら今度は足に違和感があった。
腕の次は足かい。
そこを見れば右足にチョロ松、左足にカラ松が裾を引っ張りながらこちらを見上げているではないか。
『…ぼ、ぼくも……その……えっと…』
『ふっ……おれもてんしのぬくもりにだかれたい』
「はいはい、わかったよ」
次は君達かい、なんて心の中でつっこんでいたら、
『どぅぅぅん!!!』
「( ゚∀゚):∵グハッ!!」
本当に突っ込まれた。
あ、やばい今ミシッつったよ、右の肋逝ったかもしれない
『あはは!!たのしいね!Aおねーちゃん!』
「…き、君はね…」
気づけば横にはおそ松と十四松。
最終的に、私の周りには六つ子全員が集合したのだった。
✲*゚✧‧˚☪︎⋆。˚✩✲*゚
コメ、お気に入り等ありがとうございます!
更新頑張ります!
おそ松→○○ねーちゃん
カラ松→○○ねえさん
チョロ松→○○おねえさん
一松→○○ねぇちゃん
十四松→○○おねーちゃん
トド松→○○おねぇちゃん
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黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梟 | 作成日時:2016年5月12日 22時