雪影村殺人事件 ページ2
Aside
ミス研のみんなが珍しく悩んでいる。
「謎だ。」
「だろ?謎だろ?部室の前に落ちててさ。」
「6-白 7-ピンク?8-シマ 11-白?」
「13-黒 死ぬ!」
何これ…なんでこんなのがミス研の部室の前に?
「これ、暗号メッセージですよ。」
「もしかしたらあの地獄の傀儡師高遠からの挑戦状?」
「「「「「「え〜?」」」」」」
いや、こんな子供だましみたいな感じのが?
「みんな、これ見て〜!」
「はじめちゃん、大変なの!」
「これ見て!」
そんなことを言ってるはじめちゃんの手には雪影村の雑誌。
「"300年の歴史お盆の時期に舞う雪"?」
「夏なのに雪が降るのか?」
「まさか〜!」
「それが、まさかじゃないんだな〜!
俺、ここ知ってんだよね。」
「えっ、はじめちゃん行ったことあるの?」
美雪ちゃんが凄い興味津々だ。
「俺だけじゃなくてAもな。
そう、母さんの友達が、
ここ出身で中二の夏休みに遊びに行ったことがあんだよ。」
「いいなぁ、私も見てみたいな夏に降る雪。」
「え、じゃあさ、私も久々に行きたいし三人で行かない?」
「Aちゃんそれいいね!」
「いや、俺はAと…。」
「「ん?なに?」」
はじめちゃんの言葉に美雪ちゃんと顔を合わせる。
「じゃあさ、明日の朝駅前6時集合ね!
私とはじめちゃんは知ってるから案内してあげる!」
「ホント?やった!」
「あ〜わかんない!ちょっと先輩この暗号、解けますか?」
「えっ?これは…。」
はじめちゃんはそのさっきまで問題にしてた紙を見て、
自分の持っていた小さいノートを開いた。
「いつの間に破けたんだ。」
「14-パンダ 笑。」
「謎は、全て解けた!」
私は手を叩いて破けた紙を手に取った。
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月13日 12時