双子の妹。5.【金田一少年の事件簿NEO】 (ページ3)

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▽ ページ3

Aside

「改装記念！キングドラゴンホテル主催川上剛史、
奇跡の催眠術ショー。」

「何？それ。」

「あっ、一泊二日の宿泊招待券がミス研に送られて来たんです。」

催眠術だかなんだか知らないけど、もぉどうしよ…終わんない!!
作文とか私の苦手分野だよ？(歴史以外Aは音痴である)

「催眠術？しかも今話題の川上剛史！う〜んオカルティ！
俺行く！金田一！A！お前らも行くよな？」

「「それがですね…。」」

「巌窟王はとてもかわいそうでした。ハッ！
18文字しかない！全然足んない！」

「巌窟王はとてもかなしそうですくってあげたいとおもいました。
やばいよ！29文字しかない！どうしよう！？」

「は？」

「国語、二人とも赤点だったらしいんですよ。
で、補習でも寝てて…それにあくびとペン回ししてたらしいです。」

バンッ！

「｢大体、感想文なんて何書きゃいいんだよ/いいのよ。｣」

佐木くんの目の前の席で机を叩いて立つ。

「なぁ、教えろよ！」

「辻くん、私も教えて！わかんない！」

「なんで？」

「もはや八つ当たりですね。」

はじめちゃんは辻くんを壁までおいつめてるし、
普段なら私は止めるけど今回はちょっとね…ごめん、辻くん！

「あっ、でもはじめちゃんこれ…川崎のホテル宿泊券付きなんだけど…。」

「川崎？」

はじめちゃんは真壁先輩の持っていたチラシ？的な物を奪って手に取る。

「だるままんじゅう〜！行くに決まってんだろ！」

「えっ！ずるい！はじめちゃんも行くんだったら私も行く！」

「そこ？」

「宿題は、いいんですか？」

「なーに、心配には及ばねぇよ！」

「はじめちゃんだるままんじゅう大好きだもんね。」

美雪ちゃんの一言に頷くはじめちゃん。

「おっぱいににてますもんね。」

「そこかよ。」

思わず佐木くんの言葉に突っ込んだ。