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「───奇襲だ!A起きろ!!」
部屋に無断で入ってきた東谷。
起きる訳ないだろ阿呆。とAは心中で訴えると、少し体を起こしてベットの下にある引き出しから耳栓とアイマスクを取り出した。
そしてそれを装着する。
東谷にバレないように。
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「あ!?おい!?起きろって言ってんでしょ!!」
あ、バレた。
『やだよ。眠いんだよ。てか何その喋り方。オカマになったの?オカマデビューしたの?』
「モデルデビューみたいに言うな!!ほら!起きろ!!」
布団の中から引きずり出そうとAの腕を引っ張る東谷。しかし、女とは言え、Aも戦闘民族夜兎だ。
戦闘力がある故に力もそりゃある訳で。
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『...おい、煩い。』
掴まれている腕を振り払い、逆に東谷の腕を掴む。
「だったら起きてくれ…いだだだだ!?おまっ…力強くね!?」
『あんたが弱いだけだろ。』
掴む力を更に強くする。
Aは寝起きがとてつもなく悪い。
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「いででででで!!ちょ、副団長か陰樹さん!ヘルスミィィィィィィ!!!!」
『ヘルプミーな。』
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青ウサギ(プロフ) - これからのお話しで登場します!阿伏兎ではありません! (2018年6月29日 15時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。気になったのですが、目の下にくっきりとクマを付けて、体形がガッチリとしている男←阿伏兎でしょうか?仲間内で敬語は使わないと思うのですが。阿伏兎じゃなかったらすみません。 (2018年6月29日 15時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年6月6日 22時