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第十六話 機能回復訓練 ページ19

時間を少し遡る。それは炭治郎や善逸、伊之助が機能回復訓練を始めた頃。縁は任務を何時もより早く終えて蝶屋敷に来ていた。玄関に入ると”神崎アオイ”が奥から出てきた。

アオイ「おや?貴方は胡蝶様が仰っていた筆柱様ですね。お会いできて光栄です。今日はどういったご用件で?」

縁「此処に炭治郎と禰豆子は居ると思うんだけど今会えるかな?」

アオイ「今はちょうど機能回復訓練をしている最中だと思います。待たれますか?」

縁は顎に手を当てて何かを考える素振りを見せる。それはなかなか絵になっておりついついアオイが見とれてしまう。

縁「そうだ!僕もその機能回復訓練というのにお手伝いしようかな?僕は柱だから良い訓練相手になると思うのだけど……大丈夫かな?」

アオイ「!本当ですか?大丈夫だと思いますよ。それに柱が手伝ってくれると言うのなら確実に前より良くなると思いますので。案内致します」

アオイは縁を三人が訓練している道場まで連れていく。道場に近づくにつれて悲鳴が聞こえてくるのは気の所為であろうと思いたい。扉の前まで来るとアオイが柱前だと言うのに思いっきり扉を開いた。ある意味根性のある子だ。

アオイ「煩いですよ!善逸さん!道場の外まで聞こえています!やるならしっかりとしてください!」

善逸「だってぇぇぇぇ……………え?」

顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにした善逸が反論をしようとしてこちらを見る。アオイを見たあと後ろに居た縁を見た瞬間石のように固まってしまう。炭治郎と伊之助も縁が居ることに気がついた。炭治郎は訓練に集中し過ぎて気づいて居なかったようで意識が飛んだかのように目を丸くする。しかし、すぐさま意識を取り戻すと縁に駆け寄る。

炭治郎「兄ちゃん!久しぶり!どうして此処に居るの?」

縁「久しぶりだね、炭士郎。実は機能回復訓練のお手伝いをしようってさっき思いついたんだ。だから寿司治郎達に訓練をしに来た?のかな」

炭治郎「兄ちゃんが!?それって兄ちゃんと訓練の間ずっと一緒ってこと!やったぁぁ!」

炭治郎が名前を間違えているのも気にせずに飛んで喜ぶ。それ程までに縁と一緒にいられるのが嬉しいのであろう。すると今の今まで動かなかった伊之助が縁に向かって走り出す。

伊之助「猪突猛進!!」

が、一歩手前で縁に止められてしまう。それも人差し指一本で。伊之助は止められた瞬間に飛び退いてお腹を見せた。

伊之助「負けました」

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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時

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