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【二人は兄弟ではない。孤児だったのを鱗滝さんが育てたそうだ。

真菰「子供たちは他にもまだいるんだよ。いつも炭治郎を見てるよ」

真菰は少し変わった子だった。言うことがふわふわしている。】

真菰「全集中の呼吸はね体中の血の巡りと心臓の鼓動を早くするの。そしたらすごく体温が上がって人間のまま鬼のように強くなれるの。とにかく肺を大きくすること。血の中にたくさんたくさん空気を送り込んで血が吃驚したとき骨と筋肉が慌てて暑くなって強くなる」

炭治郎「(よくわからない……)どうやったらできるかな」

真菰「死ぬほど鍛える。けっきょくそれ以外にできることないの思うよ」

【腕が足が千切れそうな程肺が心臓が破れそうなほど刀を握った。それでも錆兎には勝てなかった。半年経つまでは。その日俺が挑みに行くと錆兎は真剣を持っていて】

錆兎「半年でやっと男の顔になったな」

炭治郎「今日こそ勝つ」

【真正面からの勝負は単純だ。より強くより速い方が勝つ。一瞬で勝負は決まった。この日この瞬間初めて俺の刃が先に錆兎に届いた。俺が勝った時錆兎は笑った。泣きそうな嬉しそうな安心したような笑顔だった。

真菰「……勝ってね炭治郎。"アイツ"にも」

気がつくと錆兎は消えていて錆兎の面を切ったはずの俺の刀は岩を斬っていた。】

鬼の急所は頸。しかし通常の刃物で頸を斬っても殺せない。鬼殺隊の持つ刀は特別な鋼で造られておりその名を"日輪刀"という。

【俺が勝った理由。"隙の糸"の匂いがわかるようになったからだ。誰かと戦っている時俺がその匂いに気づくと糸は見える。糸は俺の刃から相手の隙に繋がっていて見えた瞬間ピンと張る。俺の刃は強く糸に引かれて隙を斬り込む。】

鱗滝「お前を最終選別に行かせるつもりはなかった。もう子供が死ぬのを見たくなかった。お前にあの岩は斬れないと思っていたのに……よく頑張った。炭治郎お前は凄い子だ……。最終選別必ず生きて戻れ。儂も妹も兄も此処で待っている」

【最終選別に行く前に兄ちゃんが来てくれた。有休を貰って俺が帰るまで待ってくれるって。兄ちゃんが俺の髪を切ってくれた。髪を切り終ると鱗滝さんがお面をくれた。"厄除の面"という。悪いことから守ってくれるそうだ。そして眠り続ける禰豆子は連れて行けないので鱗滝さんと兄ちゃんに預かってもらう】

炭治郎「鱗滝さん!兄ちゃん!行ってきます!錆兎と真菰によろしく」

鱗滝「炭治郎、なぜお前が……死んだあの子たちの名を知っている」

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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年8月9日 9時

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