今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:7,995 hit
小|中|大
34 ページ3
Aside
急なハプニングはあったけど、超天才な私のおかげ
で、6組の劇は順調に進んでいた。自分の出番がひと
段落し、舞台袖で演技する敦の事を見ていると、最
近の濃すぎるできごとが急に頭に浮かんだ。敦のお
かげで、私はこうしてクラスの中にいられるんだ。
あのままバレーを辞めて、人格を失うところだっ
た。感謝してもしきれないぐらいの恩を作ってしま
った事に、少し複雑な気持ちだった。
そんな時、あの都市伝説を思い出した。この学校で
はロミオとジュリエットを演じた2人は結ばれる。た
だの噂ならこんなに気にしないけど、なんせその都
市伝説はロミオ役の父とジュリエット役の母がその
後すぐ付き合い出してから広まったものだから、ど
うしても期待してしまう。
次は2人がダンスを踊るシーン。あの時から敦の事変
に意識しちゃうけど、本番だし頑張ろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シロ | 作成日時:2018年3月9日 19時