第31話 ページ33
伊東「まあ、ざっとこんなところだよ。」
土方「そうかい。」
伊東が話し終えた時、総悟があくびをしているのを俺は見た。
土方「おい総悟! てめぇ何サボってんだ!」
沖田「土方さん、そいつ、精霊王とかって言ってやしたよねぃ?」
土方「ん? ああ‥‥」
沖田「気をつけた方がいいでさぁ。」
土方「何にだ?」
沖田「そいつの存在に、ですぜぃ。」
一瞬、何を言っているのか分からなかった。
しかし、よくよく考えれば分かること。
沖田「土方さん、まさか知らないんですかぃ? 精霊王の伝説。」
知らない訳がない。
何のために精霊王が生まれたのか。
精霊王がこの世界にもたらす影響も。
力の特異さ故に、いつしか迫害を受けるようになったことも。
全部、伝説となって残っている。
しかし、何故今になって精霊王が誕生したのだろうか。
「王の役目は、精霊達を導くこと。人間達を護ること。精霊達の役目は、王を助けること。」
微かな声で、ガキは何かを呟いた。
「王が誕生する時、世界が変わる。戦の時代は終焉を迎え、豊かな時代はいずれ滅び行く。」
沖田「‥‥」
「滅びを止められるのは、精霊王ただ一人。王に幸あれ、王に永久の栄光あれ。」
土方「‥‥!?」
奴が呟いた言葉は、確かに今の時代と重なる。もしこの世界に終わりが来るとすれば?
考えたくはなかったが。
伝説の本質は、そこにあったのか。
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薫(プロフ) - スー☆さん» ありがとうございます!嬉しいです!これからも頑張って更新します故、よろしくお願いします。 (2017年11月5日 11時) (レス) id: db84894ca1 (このIDを非表示/違反報告)
スー☆(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年11月5日 0時) (レス) id: 6b91c09b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 x他2人 | 作成日時:2017年7月15日 15時