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29-5 ページ32

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そしてこの場に残ったのは、私と私のペアである久々知くん。そしてペアがいない尊奈門だけだった。


「Aさん、俺らは3人で行く感じですか?」

「ん?んーそれねぇ今どうしようかと思っていたところ」

「おいおい、別に私はひとりでも大丈夫だぞ?なんてったってこの中では1番年上だからな!!」

「え、今それ関係あります?」

「ないでしょ。というわけで尊奈門、アンタは久々知くんとペアね」

「は!?」


2人の驚きに満ちた顔と声が一致した。うん、これなら良いペアになれるね!!


「ちょ、え、何でですか!?Aさんはどうするんですか!?」

「そうだぞ!?私だって別に3人で行動するのが嫌なわけじゃないぞ!?」

「私はちょっと別ルートから追ってみようと思ってね。じゃあ、そういうことだからよろしく〜」

「ちょ、待ってください!!!」


なんていう某木村さんのような台詞を聞きながら、私は素早く姿を消した。といっても、気配を消して息を顰めているだけでまだすぐ側にいる。

だから、


「行っちゃった……」

「……仕方ない、久々知くん我々も捜索に行こう」

「でも!」

「アイツなら大丈夫だ。アイツはタソガレドキでも有名な闇夜の丹頂。ちょっとやそっとのことが起きても何ともないさ」

「……そうですね。Aさんはお強いですもんね!!」


というちょっと聞きたくなかった彼らの会話もバッチリ聞いてしまった。

何ですか?タソガレドキでも有名?全く嬉しくないのだが?


「次アイツにあったら絶対しつこく勧誘されるじゃん……」






Aの口からポソっと溢れた言葉は誰にも拾われることなく森の中へと消えた。しかしこの言葉は、俗に『フラグ』と呼ばれるものだった。

その証拠に、森の何処かでアイツ(・・・)の目が開かれた。


「おや、誰かがこっちに来るようだ。伏木蔵くんのお迎えかなぁ?」

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レオン(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます。続きを更新しました!続編にてご覧ください。 (2022年8月3日 15時) (レス) id: bc25bf8dca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月30日 14時) (レス) @page47 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます!更新を喜んでいただけて嬉しいです!これからも頑張ります!!またご指摘もありがとうございます。訂正いたしました! (2022年7月5日 21時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 更新嬉しいですー! 29-6の夢主さんの説明のところ「高いく」は「高く」ではないでしょうか? 一応お伝えしときます。これからも無理のない範囲で頑張って下さい! (2022年7月5日 16時) (レス) @page34 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - マイさん» コメント、そして応援ありがとうございます!面白い、好みと言っていただけてとても嬉しいです!!これからも頑張りますのでお楽しみいただければ幸いです! (2022年7月3日 10時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオン | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2022年6月21日 18時

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