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「わお、いつの間に」
「Aさんが推理を始めたくらいからです!!」
「マジか〜気づかなかったわ……」
これだけの人数が近くに居たのに気づけなかったとは、推理に集中しすぎたようだ。
「Aさん、早速この足跡を追ってみますか?」
「……立花くん、あっち見てみ?」
「あっち?……は?」
私が指差す方向には、
「私が1番に見つけるぞー!!いけいけどんどーん!!」
「先に見つけるのは俺だ!!」
「はっ!留三郎が1番に見つけられるわけないだろ!!」
「何を!?文次郎、お前こそ無理だろうが!!」
既に勝手に足跡を追って行った人達と
「七松先輩!?あの人もうペアで行動すること忘れたの!?」
「留三郎〜!!僕も行くからちょっと待ってよ!!」
「潮江先輩も待ってください!!」
その人達とペアを組んでいる可哀想な後輩と同室が走り去っていく後ろ姿だった。
「アイツら……!!」
そんな彼らを見た立花くんは怒り心頭。綺麗なサラストが風もないのに靡いてうねって、ゴゴゴォって音が背後から聞こえてきそうである。
「……山田先生、我々も行きましょうか」
「そうだな。残りの者はちゃんとペアで行くんだぞ?」
なんとも言えない空気の中、山田先生の一言で我々はまたペアになって捜索を開始した。
あ、立花くんはあのまま土井先生に引きずられて行ったのでご安心を。
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レオン(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます。続きを更新しました!続編にてご覧ください。 (2022年8月3日 15時) (レス) id: bc25bf8dca (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月30日 14時) (レス) @page47 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます!更新を喜んでいただけて嬉しいです!これからも頑張ります!!またご指摘もありがとうございます。訂正いたしました! (2022年7月5日 21時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 更新嬉しいですー! 29-6の夢主さんの説明のところ「高いく」は「高く」ではないでしょうか? 一応お伝えしときます。これからも無理のない範囲で頑張って下さい! (2022年7月5日 16時) (レス) @page34 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - マイさん» コメント、そして応援ありがとうございます!面白い、好みと言っていただけてとても嬉しいです!!これからも頑張りますのでお楽しみいただければ幸いです! (2022年7月3日 10時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
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