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「おほん！私が代わりに何を言ったか教えよう！」
「え、土井先生聞き取れたんですか！？」
途方に暮れていると咳払いをした土井先生がこう言った。
「同じようなことを言っていた者もいたのでそれらをまとめると『いつの話だ』『場所は何処だ』『伏木蔵に会えたのか』『それとも手がかりがあったのか』と言ったところだな」
これを聞いた周囲の人達は、その通りだと言わんばかりに頷いている。え、マジで聞き取れたってこと？凄すぎん？
「土井先生よく聞き取れましたね……」
「あはは、慣れだよ慣れ。それで返答はどうだい？」
「あ、そうですね。えっとまず時間は大雨が降り始めた直後、場所は先程の氾濫している川の上流。
伏木蔵には会えていませんが『わぁっ！』という声を聞きました」
「声だと！？じゃあそこ近くに居る可能性が高いな！」
「はい。ですが、その声の後に川に何かが落ちる音がしました」
「川に落ちた音？……まさか！！」
「ええ、私もそのまさかを考えました。でもその仮説は嘘です」
「……何故そう言い切れる？」
「言い切るというより、嘘だと思わないとやっていけないってだけですね。それにまだ諦めるには早いでしょう？」
にこりと笑ったが周囲は沈黙。……誰か何か反応してくれよ！！どうして黙ったままなんだ！？どうしてみんなそんな暗い顔をしているんだ！？
「あの、それならその場所を探した方が良いのではないだろうか？」
そんな空気をぶち破ったのは自称私より年上の諸泉尊奈門。
「尊奈門にしては良い事を言うじゃないか！」
「『にしては』は余計だ！！って呼び捨てかよ！それに敬語を使え敬語を！！」
「生憎、私は尊敬する人にしか敬語は使わない主義なんでね。悪いが諦めてくれ」
「何！？それじゃあ私が尊敬に値しないと言ってるようなものじゃないか！！」
「おー気づいたか！思ったより賢いねぇ」
「きぃー！！ムカつく言い方だな！？」
タソガレドキの忍者である諸泉尊奈門という男はやはり子供だった。初っ端それを察せず警戒した私もまだまだだな。
「……2人とも良い加減にしなさい！！」
「っ！？」
「ぐぁ！？」
私と尊奈門の言い争いは次第にヒートアップし、そろそろどちらかの手が出るかと思われたとき、2人揃って山田先生から脳天に鉄槌を下された。
私はポカって優しめの音だったが尊奈門からはドゴッて感じの音がした。
手加減してくれたんですね？山田先生のそういうところ好きです！
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レオン(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます。続きを更新しました！続編にてご覧ください。 (2022年8月3日 15時) (
レス) id: bc25bf8dca (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年7月30日 14時) (レス) @page47 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！更新を喜んでいただけて嬉しいです！これからも頑張ります！！またご指摘もありがとうございます。訂正いたしました！ (2022年7月5日 21時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 更新嬉しいですー！ 29-6の夢主さんの説明のところ「高いく」は「高く」ではないでしょうか？ 一応お伝えしときます。これからも無理のない範囲で頑張って下さい！ (2022年7月5日 16時) (レス) @page34 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - マイさん» コメント、そして応援ありがとうございます！面白い、好みと言っていただけてとても嬉しいです！！これからも頑張りますのでお楽しみいただければ幸いです！ (2022年7月3日 10時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
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