二百六十話 ページ8
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ナルトが突然の知らせで驚愕している同時刻。
一方のサスケは、暁のトビと鬼鮫と共に行動していた。
ドッと勢いよく椅子に腰かけるサスケ。
そんなサスケの右側には香燐達が机の周りに立ち、左側には机に腰かけ片足を載せて半身でこちらを見るトビと鬼鮫が立っていた。
トビ「木ノ葉を潰すと言っても具体的にどう狙っていく?」
サス「殺るのは上層部だけだ...それ以外は基本的に対象としない」
鬼「上を狙えば下が盾になる。そう簡単には行きませんよ...アナタたち”鷹”とやらだけでは戦力不足ですかねェ」
水月「鬼鮫先輩...ボクたちをあんまりナメない方がいい。あの時の遊びの決着はまだつけてないし...本気で...」
重吾「やめろ水月」
水月は重吾の制しの言葉の後に下を向いてフッと笑う。
そして制しを聞かずに地面を蹴った。
首斬り包丁を構え、鬼鮫に迫る。
だが、鬼鮫に迫る首斬り包丁を止めたのは鬼鮫ではなくトビだった。
しかも水月が両手で振りかぶった剣をトビは片腕で止めている。
トビ「サスケ、しつけがなってないぞ」
余裕そうに言うトビに水月は眉間に皺を寄せた。
そんな様子をサスケは静かに眺めている。
香「水月、てめーバカじゃねーのか!こんなとこで」
ニャ「そうだー!ズルいぞー水月クン!!」
香「いや、そういうことじゃねーだろ!」
香燐が少しズレたニャイラの意見にそう言う。
ニャイラはえ?というように首を傾げた。
そんな様子に香燐はもう諦めたようにニャイラから視線を外す。
ニャイラが首を傾げて意味を考える中、水月が不満そうに口を開いた。
水月「ボクの目的はそこの鮫肌だ...それを手に入れるためにサスケにくっついてただけだ」
重「サスケ...どうするんだ?」
サス「分かった...やりたきゃ勝手にやれ水月。どうせまだそいつには勝てない」
サスケは冷静に水月に言う。
そんなサスケの[まだ]勝てないという言葉に鬼鮫は笑った。
水月「おお...言うねサスケ。まあそのうち美味いフカヒレでも食べさしてあげるからさ」
トビ「そうは言っても暁も戦力不足だ」
水月「人のことばっか言えないねアンタら」
トビの言葉に毒好きながら水月は首斬り包丁を収めた。
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ゆずっきー(プロフ) - もう2年も経ってんのかぁ…。とりあえず頑張ってください! (2020年9月6日 11時) (レス) id: 637f23fc7b (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!!!ものっすごいのんびりですけど頑張ります! (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 船長さん» (-ω-;)ウーン。落ちはなしにする予定なんですけど…考えておきます (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
華 - とても面白かったです! いろいろ大変だと思いますが、これからも頑張ってください!応援しています! (2018年12月13日 18時) (レス) id: 6998a44ad0 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 落ちをマダラにしてくれませんか?マダラが大好きすぎるのでできたらお願いします (2018年4月5日 16時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/motyo
作成日時:2017年4月11日 23時