二百六十九話 ページ17
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A「それで、何の用ですか?」
楽しそうに笑うナシャスにAは少し冷たい口調で言う。
その言葉にナシャスは楽しそうにしていた顔をニヤリと歪ませた。
ナシャ「いや、君の心境の変化を見に来たのさ」
A「心境の変化?」
ナシャスは「そう」と頷くとクツクツとのどを鳴らして愉快そうに笑う。
Aはその笑みの理由が理解できなかった。
だが、なんとなくイラついたので「何を笑っている」と少しきつめに問いだす。
ナシャ「何って、死んだんだろ?あいつ」
ナシャスの言葉にAの心臓がドキリとはねた。
最近死んだ人など、一人しか浮かばない。
きっとナシャスのいうアイツとは自来也なのだろう。
何故ナシャスが自来也の死を知っているかは兎も角、ナシャスが自来也の話題を出したことに少し驚いていた。
そんな驚きや動揺を覚られないように冷静に「それが?」と聞き返すA。
ナシャスはそんなAの心境を知るかのようにおかしそうに笑った。
ナシャ「それが?ねぇ...随分と冷たい言い方だね?あの時は酷くオレを睨みながらあいつを守ってたのに...やっぱり君にとってはこのための駒だったのかな?」
A「あの時?駒?」
Aはナシャスの言葉に聞き返した。
だが心では理解しているように怒りが沸々とわいてくる。
ナシャ「いや、気にしないでいいよ。この言葉の意味はもう届いただろうし」
そう言ってAに笑いかけるナシャス。
その視線はAに向かっている。
だがAは違和感を感じていた。
まるでその視線は自分じゃない誰かに向けられているようで...
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ゆずっきー(プロフ) - もう2年も経ってんのかぁ…。とりあえず頑張ってください! (2020年9月6日 11時) (レス) id: 637f23fc7b (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!!!ものっすごいのんびりですけど頑張ります! (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 船長さん» (-ω-;)ウーン。落ちはなしにする予定なんですけど…考えておきます (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
華 - とても面白かったです! いろいろ大変だと思いますが、これからも頑張ってください!応援しています! (2018年12月13日 18時) (レス) id: 6998a44ad0 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 落ちをマダラにしてくれませんか?マダラが大好きすぎるのでできたらお願いします (2018年4月5日 16時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/motyo
作成日時:2017年4月11日 23時