検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:14,555 hit

二百六十九話 ページ17

.




A「それで、何の用ですか?」





楽しそうに笑うナシャスにAは少し冷たい口調で言う。
その言葉にナシャスは楽しそうにしていた顔をニヤリと歪ませた。





ナシャ「いや、君の心境の変化を見に来たのさ」





A「心境の変化?」





ナシャスは「そう」と頷くとクツクツとのどを鳴らして愉快そうに笑う。
Aはその笑みの理由が理解できなかった。
だが、なんとなくイラついたので「何を笑っている」と少しきつめに問いだす。





ナシャ「何って、死んだんだろ?あいつ」





ナシャスの言葉にAの心臓がドキリとはねた。
最近死んだ人など、一人しか浮かばない。
きっとナシャスのいうアイツとは自来也なのだろう。





何故ナシャスが自来也の死を知っているかは兎も角、ナシャスが自来也の話題を出したことに少し驚いていた。
そんな驚きや動揺を覚られないように冷静に「それが?」と聞き返すA。
ナシャスはそんなAの心境を知るかのようにおかしそうに笑った。





ナシャ「それが?ねぇ...随分と冷たい言い方だね?あの時は酷くオレを睨みながらあいつを守ってたのに...やっぱり君にとってはこのための駒だったのかな?」






A「あの時?駒?」






Aはナシャスの言葉に聞き返した。
だが心では理解しているように怒りが沸々とわいてくる。






ナシャ「いや、気にしないでいいよ。この言葉の意味はもう届いただろうし」






そう言ってAに笑いかけるナシャス。
その視線はAに向かっている。
だがAは違和感を感じていた。





まるでその視線は自分じゃない誰かに向けられているようで...




.

二百七十話→←二百六十八話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , すべてを知る者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆずっきー(プロフ) - もう2年も経ってんのかぁ…。とりあえず頑張ってください! (2020年9月6日 11時) (レス) id: 637f23fc7b (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!!!ものっすごいのんびりですけど頑張ります! (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
M.F(プロフ) - 船長さん» (-ω-;)ウーン。落ちはなしにする予定なんですけど…考えておきます (2019年2月17日 8時) (レス) id: 805f8bcdae (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです! いろいろ大変だと思いますが、これからも頑張ってください!応援しています! (2018年12月13日 18時) (レス) id: 6998a44ad0 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 落ちをマダラにしてくれませんか?マダラが大好きすぎるのでできたらお願いします (2018年4月5日 16時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みこと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/motyo  
作成日時:2017年4月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。