猟犬の6人目は男性恐怖症だそうで【条野採菊】

自分の気持ち ページ8

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条野side
最近、Aさんを見ると胸が高鳴る。
何故だろうと思っていたけれど、この前のデートの後考えると、察しがついた。

それは、“恋”だ。

それに気付いてからというもの、彼女の方を意識してしまう

少し手が触れた時も、目が合った時も。
その一つ一つに幸福を感じている


けれど忘れてはいけないのは、
彼女が“男性恐怖症”だということ。

彼女にその恐怖が残る限り、私は付き合う事は出来ない。
今は任務の一環で偽装カップルを演じているが
この関係(偽装カップル)が終わってしまえば、また彼女に怯えられて過ごす事になるのだろうか…

そう思うと胸がキュッと苦しくなる。
残りの時間を、大切に思い出に残したい

条野side、fin＿

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『輝子さん…あの、これは一体何を、、』


大倉「お主は素材が良い。が、中々お洒落しないであろう？」


『は、はぁ…』


大倉「だからじゃ！可愛い服を来て今くらい女子らしくせい！」


『いや、あの…こういう服は……』


現在、大倉に着せ替え人形にされているA。
今来ているのは、花柄レースワンピ。

ただ、Aはワンピースやスカートより
ズボン系の方が好きなのだ


大倉「何、気にしなくてもいいだろう！(これを条野に見せたらどんな反応をするかのう？)」


『…なんだか落ち着きません、』


大倉「うむ！これでいいじゃろ！」


Aは白のワンピースに、水色のカーディガンを
羽織っていて、清楚な服だった。


大倉「A、条野とのデートはいつなんじゃ？」


『で、デートと言いますか…その、次集まるのは作戦のためなのですが…』


大倉「軍服か？」


『いえ、あくまでもその、お家デート？というていなので…』


大倉「ならばその服を着ていけ！儂からのプレゼントじゃ」


『え、あの…輝子さ、』


大倉「では仕事に戻る！」


『…は、はい、、』

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