シュート ページ45
先行は青道
やはりAが睨んでいた通りエース若林は自身でつくり上げたシュートを混ぜながら投球してきていた。
オリジナルシュートというだけあって春市の打席でもストレートだと思わせきっちり内野で処理する。
王谷「ナイスピー豪ちゃん!」
王谷「てかいきなり使ってんじゃんシュート」
若林「だってフォーク振ってこねぇもん」
きっちり3人で仕留めた王谷は得意げな表情でベンチに戻っていく。
荒木「やはり手強いな...」
若林「えぇ。なにしろ向こうにはあのメスゴリラがいますから。なにふり構ってはいられません」
チラリと青道ベンチに目をやるとちょうど選手たちが守備位置に走り出ようとしていたところだった。
倉持「最後のはストレート?」
春市「いや、少しシュート気味に...」
前園「シュート?」
打席から戻ってきた春市を倉持と前園が挟みながら相手の情報を聞く。
御幸「ナチュラルじゃなくて狙って投げてるとしたら厄介だな」
『この試合は厄介なことが殆どよ。おそらくあのシュートも昨日今日で習得した付け焼き刃だわ』
前園「マジか。1日でシュート投げれんのかい!」
『昔からそういう奴なのよ。ま、あんなシュートあたしからしてみればまだまだ下手くそよ』
御幸「はっはっは!言うねぇ」
防具をつけ終えた御幸がベンチから出るとそれに続いて他のメンバーもフィールドへ走って行った。
片岡「沢村。まず目の前の打者に集中しろ。外のコースでしっかりとカウントを取れ」
『あと、ストライクでリズムが出てきたら...試していいわよ』
沢村「!...はい!」
沢村は「行ってまいります!」と一言残すと一目散にマウンドへ上がった。
『監督はもう栄純の変化球見ました?』
片岡「あぁ。もともと投げ方が独特な奴だけあって握りを変えただけで球の軌道が変わる」
『へぇ!面白いですね』
片岡「あぁ。だが試合で使えなくては意味がないからな」
『はい。けどきっと栄純の変化球は相手にもきっと衝撃を与えると思いますよ!』
片岡「そうだな」
Aはアップを終えた沢村を見ながらペンをくるくると指で回し始めた。
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Sum(プロフ) - Yumiさん» ありがとうございます!これからも一ノ瀬ちゃんを応援してあげてください!笑 (2016年2月27日 16時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Yumi - 風邪治って良かったです(^^)一ノ瀬ちゃんめっちゃカッコイイし憧れます//// 新作も読みます!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: eeb79fd88a (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - 愛梨さん» そう言っていただけて本当に嬉しいですヽ(;▽;)ノ是非これからも読んでいただけたらと思います! (2016年1月4日 23時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
愛梨(プロフ) - 久しぶりに、占ツク見てみたら続編出てたので、一気読みしちゃいました(●´艸`●) この作品が大好きなので、続きがたのしみです!これからも、頑張って下さい*_ _)♪ (2016年1月4日 22時) (レス) id: a422c79f90 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - さえ*°。・:+°さん» 毎回コメントありがとうございます!!精一杯頑張ります! (2016年1月4日 19時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sum | 作成日時:2016年1月4日 15時