6曲目 ページ7
「そうなのか？Aがプロデュース科？Aと一緒に過ごせるってことか...？！」
キラキラした目で私を見つめるレオ。
驚いた顔で陣ちゃんとレオと天祥院以外の全員が私を見つめる。
「英智、どういう事だ？」
「そのままの意味だよ。Aちゃんはここに馴染み深いからね。システムもよく知ってるしアイドルのこともよく知っている」
アイドルのことをよく知っている...その言葉にギュッと心が詰まる。
「そうなのですか？ならば自己紹介が必要ですね。申し遅れました、夢ノ咲学院1年Knights所属の朱桜司と申します」
赤髪の子が深々と頭を下げる。なんとなくレオに似ている
「アタシは鳴上嵐よ〜同じくKnights所属の2年生よ」
金髪の子がニコニコしながら挨拶をしてくれる。綺麗な子だな
「私はあんずです。今年からプロデュース科に転校して来ました！よろしくお願いします！」
茶髪の子はぺこっと頭を下げる。ああ、可愛いなるかに似ている気がする。
「初めまして、こちらこそ挨拶が遅れてしまいごめんなさい。月永Aです留年して二学期からプロデュース科に編入しました。月永だとレオとごっちゃになるのでAで大丈夫です。よろしくお願いします」
「おぉAが敬語だと違和感あるな☆」
「うるさいレオ」
挨拶をするとケイちゃんが天祥院に話す。
「月永先輩...いやAはどうするんだ？プロデュース科への編入は理解した。転校生と同じでどこかのクラスに入るのか？」
「うん、そうだよ敬人。Aちゃんには3年A組に入ってもらう」
「A組？」
天祥院がそう言うと陣ちゃん以外が驚いた顔をする。
アイドル科の事はわかるがクラスの事までは分からない。もしかしたらレオやレイ、そしてあの人達と同じクラスなのではないかと少し期待をした。その時にイズミが声を上げる。
「はぁ？！Aが同じクラスなの？！」
「ずるい！ずるいぞ！セナ！おれもAと同じクラスが良かった！ボンクラ皇帝どういう事だ！」
「あーあー説明は俺がする」
レオとイズミがギャーギャーしていると陣ちゃんが説明をしてくれた。
「A組は天祥院が言い出したんだよ」
「は？天祥院が？」
「そうだよ、君を弟や”元カレ”がいるクラスに置いていたりしたら授業に集中出来ないかもしれないからね。A組は僕もいるからね」
にっこりと天祥院がそう言った。
最悪だ
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作者名：ルナ | 作成日時：2022年4月16日 6時
