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元殺し屋といえど、もう何年も前の話だ。
少しは鈍る部分もある。ない方が可笑しい。
なのに__
「銃弾が降り注ぐ中車から追い出すとか有り得ない。」
異能で弾を防ぎながら裏へ走る。
中也さんは異能が使える様に車のライトをつけてくれているが、それもいつまで持つやら。
窓硝子を割って中に侵入する。
「中入ったよ。」
『了解。』
小型マイクに声を発するとイヤホンから中也さんの声が返って来る。
今思ったけど、お兄ちゃんを呼んで中也さんが汚濁を使えばよいのでは?
そしたら一瞬で終わるのでは?
汚濁を使う相手じゃないしリスクがあるのは重々承知だが……面倒臭いんだもん。
武器は異能と拳銃とナイフ。十分っちゃ十分だが
__ほら来た。
敵はどこだと騒ぐ奴らが扉の向こうに数人。
「中也さん。」
『あぁ?』
「もう帰らない?」
『土に還るか?』
私の願いは届かないと絶望した瞬間だった。
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市(プロフ) - 100票目入れました〜! (2018年10月27日 22時) (レス) id: e1bf82577f (このIDを非表示/違反報告)
悠爽 - とても感動しました!ますます中也さんが好きになれた作品でした。次の作品も絶対見ますので頑張ってください!! (2018年3月29日 13時) (レス) id: e139e0903a (このIDを非表示/違反報告)
☆うみ☆(プロフ) - 完結おめでとうございます!次回作楽しみに待ってます! (2018年3月28日 17時) (レス) id: 7c1e62529a (このIDを非表示/違反報告)
にちか(プロフ) - 黒瀬のんさん» ありがとうございます!お恥ずかしい、、ご指摘ありがとうございます! (2018年3月28日 17時) (レス) id: e7372affb6 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬のん(プロフ) - 完結おめでとうございます!…あと、水をさすようで悪いのですが、今は2018年ですよ (2018年3月28日 17時) (レス) id: e37190b517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にちか x他1人 | 作成日時:2018年3月19日 20時