超 ド 級 の 家 族 P a r t 2

＊ ページ16

玲於「 はぁ… 」



最悪だ。触ってしまった。



小学校の頃のゴキブリ事件以来、絶対虫は触らないと心に決めてたのに。



まじで無理あのキモさ。どこがかわええねん←



玲於「 はぁ… 」



…ダメだ。ため息しか出ねぇ。



？「 あの…大丈夫ですか？ 」




横を見ると、綺麗な女の人。



玲於「 え…？あぁ…すいません 」



え、なんで俺謝ったの。何も悪いことしてねぇけど。



？「 そんなに手洗って…何かあったんですか？ 」



玲於「 あ…まぁ…ちょっと汚れちゃいまして 」



え、なんで俺、嘘ついてんの？



普通に言えばいいじゃん、虫触ったからって。



？「 あぁ、それなら、ウェットティッシュ使います？ 」



玲於「 あ、すいません 」



？「 いえいえ大丈夫ですよ！ 」



少し低めな声。高身長。優しい。かわいい。



…惚れそ←



？「 で、何かあったんですか？ 」



玲於「 実は…、妹と来てるんですけど

セミ持たされて… 」



？「 セミ、ですか？ 」



玲於「 俺、虫めっちゃ嫌いなんすよ 」



晴美「 あ、わかります！私も虫大嫌いなんですよ〜 」



玲於「 そうなんですか？ 」



晴美「 よく弟も私にダンゴムシとか乗せられて… 」



玲於「 ダンゴムシっすか！？きついっすねそれ… 」



晴美「 ですよね！よかったぁ…虫苦手な人いて 」



と、ホッとした表情を浮かべる。



それから虫の話題で盛り上がり、楽しく話せた。

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