うちの学園は怪物を倒す為に訓練される所でした。【歌い手】《nqrse》

21組 ページ24

１ヶ月後。



彼方先輩と真冬先輩、るすくんが帰ってくる日。

でも今日は朝から生徒会は忙しいみたいで…




担任「席座れー、今日は朝から生徒会から報告会があるぞー」



報告会…?一体なんだろう……

体育館に移動するためにクラスメイトを廊下に並ばせ、成瀬くんと話をする。



『報告会ってなにがあるんだろうね。』


な「事前に俺らになんも言ってないくらいだから結構重要とか？」

『朝から彼方先輩達忙しそうだったもんね…』




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

体育館に着くと早速、司会進行が始まり彼方先輩がステージに上がった。



そ「皆さんおはようございます。3年生全員と2年生の学級委員は実習が終了した直後に説明会を開いてしまい、すいません。
早速なんですが、この学校には5年ほど前にある校則がありました。

それは、“学校内での交際禁止。”というものと“卒業する際に承諾が得られた者は結婚することが出来る”というものです。

そして、この校則をもう一度立てるようにと国の教育委員会からの指示がありました。」




『え……』


そんな校則が5年前に存在していたこと全く知らなかった……



そ「校内での交際禁止は訓練に励んでもらうため。というのは理解できると思います。

“卒業時に承諾が得られた者は結婚できる”ということに関してですが、これはほぼ強制的なものです。
戦闘者という職業は非常に精神状態が不安定です。その不安定な状態を改善するために家族というものが必要と考えています。

結婚しなくて良いと判断されたものだけが卒業時に求婚をしなくて済むのです。

ただ、今までに結婚しなくて良いと判断された者は2名しか居らず、ほとんどの生徒が精神状態が不安定とされています。」



ザワザワザワ


うん。そりゃみんなザワザワするよね。

こんな校則なんでまた立てたんだろう…



そ「求婚についてですが、男子からしか行えず卒業式当日に行わなければ無効となり、戦闘者になることが出来なくなります。

因みにこの校則は今年の3年生も有効になるのでよろしくお願いします。
以上で報告内容を終わります。」

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