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………
……
…
あ…?
あー…寝てたんだっけ……
具合悪い…
くそ……ッ
貴「ん"ー……」
ナ「…ん、起きたか」
貴「う、おっ……ナッシュ…あ、そうか…」
ナ「シュウには全部言ってある。もう少しで迎えに来るそうだからそれまで待ってろ」
貴「わかった…」
ナ「つらいんだろ?もう少し寝てろ」
貴「大丈夫…目冴えちゃって……」
ナ「具合はどうだ」
貴「変わらず…悪いかな…」
ナ「そうか」
貴「もっと丈夫に産まれたかった」
ナ「そう言っても仕方ないだろ」
貴「そうなんだけどさ…」
ナ「例え身体が弱くてもお前はお前だから俺は好きだぞ」
貴「バカじゃねーの」
ナ「だって具合悪い時とかこうやって頼ってくれるんじゃねーか」
貴「そ、れは、不可抗力っていうか」
ナ「何だっていい。お前といられるなら俺はそれで」
貴「……お前、マジで何で俺なんだよ…」
ナ「お前以外は嫌だ」
貴「…こんだけフってんのに懲りねーな」
ナ「お前が頷くまで言い続けるつもりだ」
貴「マジかよ…」
ナ「ああそうだ、これやる」
貴「ん?」
渡されたのは細長い箱だった
しかも平べったい
何これ
とりあえず開けてみた
そこにはシンプルだが一目で高いと分かるネックレスがあった
金色だ…尚更高そう…綺麗…
貴「これは?」
ナ「やる」
貴「………いやいやいやこんな高そうなもの貰えるかよ」
ナ「付けるのも付けないのもお前の自由だが貰って欲しい」
貴「いやお前これ絶対高いだろ…貰えねーよ……」
ナ「金額はどうでもいい。好きな女にかける金は惜しくない。それにお前の見た目、彼氏くらいいそうだし付けといたらナンパよけになんじゃねーか?」
貴「そうかもしんねーけどさ」
ナ「貰ってくれないなら捨てる」
貴「えっ、捨て、これを?それはダメだろせめて売れ」
ナ「捨てる。女にやる物を突っ返されて売るとかかっこ悪いだろ」
貴「そ、そういうもんなのか?」
ナ「男はそういうもんだ」
貴「そうか…じゃ、じゃあ貰って良いのか…?」
ナ「勿論だ。お前のために買ったんだからな」
貴「ありがとう、ナッシュ」
ナ「……やっぱり、お前は笑ってた方が可愛い」
貴「ぅ、え…や、あの、そういうのは…照れるから…」
ナ「珍しいな」
貴「お前のせいだ…」
ナ「そうだ、付けてやるよ。ほら」
貴「…ん」
そのネックレスをナッシュに付けてもらった
すごい…高級感が溢れてる…
こういうアクセサリーってあんり付けないからなぁ
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碧夜叉 - 優希♪さん» ありがとうございますー!励みになります! (2017年5月24日 22時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 碧夜叉さん» はい!すごく楽しみにしてます! (2017年5月24日 7時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 優希♪さん» 詳しく感想をいただけて嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますね! (2017年5月24日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 夢主ちゃん、もう無自覚でナッシュの事を異性として好きになってる感じしますね。それか認めたくないだけでしょうか? これからどんな風に話が展開されていくのか楽しみにしてます。 更新頑張ってください♪ (2017年5月23日 8時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - あずま真太郎さん» 沢山更新出来るように心掛けています!ありがとうございます、これからも頑張らせて頂きます! (2017年5月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月22日 1時