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…てっきり俺の家に行くんだと思ってたらナッシュの家に連れてこられた
バスタオルで頭を拭かれて、着替えを渡された
勿論俺の服なんてあるわけないからナッシュのを貸してもらった
やっぱでかい
ダボダボの服を貸してもらって、毛布にくるまれてまた運ばれた
ソファに降ろされて飲み物を渡された
ココアだ…暖かい…
貴「ありがと…」
ナ「ココア飲めたか?」
貴「うん」
ナ「なら良かった。まず何から話してほしい?」
貴「えと…日本語…」
ナ「俺がシュウに日本語教わってたの知ってるよな?」
貴「あ、うん」
ナ「異国の言葉を覚えるのはその地で恋人を作るのが良いとされている。…それで、早く覚えた。それに俺は頭が良いからな」
貴「それもそうか…ナッシュ頭良いもんな。でもすごい流暢で驚いた」
ナ「片言だったらカッコつかねぇだろ」
貴「そうか?」
ナ「まあ…そこは俺の意地だが。おかげで話すのは出来るが書くとなると上手く書けない」
貴「日本語は色々使うからな」
ナ「そうだ。…そういえば具合は?横になるか?」
貴「ううん、まだ大丈夫…」
ナ「そうか」
貴「あ、そういやあの女に何て言ったんだよ」
ナ「ん?ああ、『今度近付いたらタダじゃおかねぇぞ。2度と俺達の前に現れるな』って言った。だから多分もう平気だぞ」
貴「……お前マジかっこいいな。別に嫌がらせで精神的にキてたとかじゃないけど…ありがとな」
ナ「別にいい。それよりもあの時俺が来てなかったらお前がヤられてたと思うとそっちの方が嫌だ」
貴「あー…アレはちょっと、ヤバかったかな…具合悪かったし…」
ナ「手出してたら殺しかねない」
貴「真顔で言うなよ…やりそうで怖い…」
ナ「…お前体調悪化したろ?」
貴「え、何で分かるの…」
ナ「辛そうだから」
貴「あ、そ…」
ナ「ベッドまで連れてくか?」
貴「んーん、ここでいい…ていうか家に…」
ナ「ダメだ。シュウがまだ帰って来てないし具合悪いお前を1人にするのは気が引ける。ベッドに行かないならここで寝ろ」
貴「………分かった」
ナ「シュウから連絡来たら起こしてやる」
だから寝ろ、と言われた
確かにこのままはキツいからちょっとだけ寝よう
隣に座っていたナッシュに身体を預けると優しく頭を撫でてくれた
…きもちよくて、これはすぐに寝てしまう
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碧夜叉 - 優希♪さん» ありがとうございますー!励みになります! (2017年5月24日 22時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 碧夜叉さん» はい!すごく楽しみにしてます! (2017年5月24日 7時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 優希♪さん» 詳しく感想をいただけて嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますね! (2017年5月24日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 夢主ちゃん、もう無自覚でナッシュの事を異性として好きになってる感じしますね。それか認めたくないだけでしょうか? これからどんな風に話が展開されていくのか楽しみにしてます。 更新頑張ってください♪ (2017年5月23日 8時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - あずま真太郎さん» 沢山更新出来るように心掛けています!ありがとうございます、これからも頑張らせて頂きます! (2017年5月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月22日 1時