【黒バス】金髪野郎に言い寄られて困ってる。Part2

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俺はその後授業を受けていたがやはり具合が悪い

外を見てみると雨が降っていた

最悪だ…

まだ授業は残っていたがさっさと帰るのが吉だろう

保健室に行ってもいいが寝てしまったら多分起きれない

俺は荷物をまとめて帰る事にした

ふらふらとフラつきながらいつも通る道を歩く

早く帰ろう、これはヤバい

……そう足を早めた矢先、ガタイのいい男達に囲まれた

ナンパなどではない

多分あの女の手先

嘘だろ〜〜

あ、やっぱりあの女だ

いた


「アンタが悪いのよ、渡さないから」

貴「は？何言ってんのか分かんねーんだけど」

「捨てたりするからいけないの」

貴「だからさぁ…英語は分かんない…」

「もうここで決着つけましょう。この人達はアンタを狙ってた男達。だからやっちゃって良いわよ」

貴「うおっ⁈」


何か合図だったらしく、男達が一斉に飛びかかって来た

コイツらの目的は大体分かっている

身体目当てだ

そんなに俺は安くない

飛びかかってきた男の1人を殴り飛ばす

そしてもう1人は蹴り飛ばした

…が、人数が違う

あっという間に他の奴に掴まれ、投げ飛ばされた

背中から壁に激突する


貴「がっ…ッ、ゲホッ、ゲホッゴホッ！」


咳き込んでる内に男達が俺を取り囲んだ

…あー、これヤバいかも

つーか…具合悪いんだって……

頭がグラグラする…吐き気もするし眩暈もする…

体調が良かったらもう少しやれただろうに

こんなんならせめて大事にしてくれるナッシュに抱かれとけば良かったかな

いやでもなぁ…

そんな事を考えている内に手が迫ってきた

ここはもう腹を括ろう、立てないし

そう思って覚悟を決めて目を瞑った時、目の前の男の頭が揺れた

そしてその男は倒れてしまった

見えたのは綺麗な金髪

…ナッシュ、だ

あっという間に俺に手をかけようとしていた男達は倒されていた

「大丈夫か？」とナッシュに聞かれた

理解出来た…んじゃない、ナッシュが日本語話してる

う、うそだぁ…

俺が混乱していると、ナッシュはまだ残っているあの女に何かを言っている

顔こっわ…

つーか結構アイツ濡れてんじゃん傘ねーのかよ…

いや俺も人の事言えねーけどさぁ…

ずぶ濡れだし具合悪いし最悪…くそ…

あ、あの女どっか行った

ナッシュが近付いて来て、ふわりと抱き上げられた


貴「え、あ、ナッシュ」

ナ「何だ」

貴「に、日本語…あとあの女に何言って…えと、あの」

ナ「とりあえず家行ってからな」

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