【黒バス】金髪野郎に言い寄られて困ってる。

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ナッシュ視点

急に呼ばれたと思ったらこれだ

Aはシュウが出て行った方を見て名前を呼んでいるっぽい

シュウも学校休めば…っていっても無理か

勉強分からなくなったらダメだしな

つーかAは具合悪いんじゃなかったのか？


貴「シュウくん…」

ナ「おい、具合悪いんだろ？熱は？」

貴「38.6…」

ナ「は？マジかよ…平熱は？」

貴「35.0とか」

ナ「寝てろ‼」

貴「うん…でも、でもね、怖い夢見るから寝たくない…」

ナ「……んな事言われてもなぁ…じゃあとりあえずベッドに入るだけしとけよ」

貴「連れてって…」

ナ「良いぞ」


何か今日はちょっと甘えただな

甘えられるのは嬉しいけど…具合悪そうだ

ベッドまで運んで座らせる

するとベッドヘッドにもたれてしんどそうにしている

だから寝ろって言ってるのに

嫌だって言うなら無理にとは言わねぇけど


貴「ナッシュ、朝早くにごめん…仕事、あるなら構わず行けよ…」

ナ「今日は1日空いてるから大丈夫だ」

貴「…良かった」

ナ「お前すごい辛そうだぞ？」

貴「眩暈と頭痛だけだからまだマシだよ」

ナ「…そういう事じゃない」

貴「……？いいの、たまになるから」

ナ「そうか…ああそうだ、冷やすやつ持ってくる」

貴「あっ、ナ、シュ」

ナ「どうした」

貴「い、行くな、ひとりにしないで」


俺の服を掴んで今にも泣きそうな顔でそう訴えてくる

そうしているだけだが何故か目を離したら消えてしまいそうで、やっぱりやめたとまた椅子に腰かけた

そうしたらAがホッと息をついた

悪夢がどんな内容だったのか気になるが、これはまた違う時にでも聞こう


貴「ナッシュ…」

ナ「うん？」

貴「寝たくないのに、眠い…具合、悪い…」

ナ「こういう時は寝るのが1番だぞ」

貴「でもやだ…」

ナ「寝ないでもっと具合悪くなるの嫌だろ？」

貴「…じゃあ……寝る、から…側にいてくれるか？」

ナ「ああ」

貴「あ…ナッシュの手、冷たくて気持ち良い……」

ナ「お、おい」


Aは俺の手を自分の首元に持って行き、そのまま離さず寝てしまった

相当限界だったらしい

離してくれない限りもしかしてずっとこれか？

いや、別に良いがずっとこれだと煩悩が数えきれない程浮かんでくる

首筋も…触り心地がいい

このまま胸まで触りたい

絶対胸もすべすべしてる

……ダメだ、何も考えるな

無心になれ俺

コイツは具合が悪いんだからそんな事考えてる場合じゃないぞ

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