42 ページ42
中々戻ってこないなぁ
もうシャワー浴び終わっちゃったよ
様子を見に行こうかなぁと思っていたらシュウ兄が戻ってきた
何か握ってる
何だあれ?金か?
いくらくらいだろ
うーん、7万くらいか?
……7万?
いや、いやいやシュウ兄にバレてるわけないよな
あれは服のポケットに入れたままだったし
洗濯機の横に置いておいたんだ
大丈夫だろ、むしろ慌てて墓穴掘らないようにしねーと
虹「おいA、これ何だと思う?」
貴「金だろ」
虹「いくらある?」
貴「……7万くらいか?」
虹「正解だ。で、俺はこれを何処で手に入れたと思う?」
貴「…さあな。ナッシュにでも貰ったのか?」
虹「残念。正解はお前の服のポケットだ」
貴「えー?何で俺のに入ってんの?」
虹「……嘘ついてねーで答えろ。俺が知りたい」
貴「………今日、ナッシュの仕事について行ったら男に声掛けられた」
虹「で?」
貴「めんどくせーから応対してたら防犯カメラない所に連れてかれて、それで雰囲気作って金前払いで貰った。少し触られたけどナッシュが来たからその男嵌めて帰って来た」
虹「…またか……何回言ったら分かるんだ⁈危ないからやめろって言ってるだろ‼」
貴「だって声掛けられるのは俺にはどうしようも出来ないし…触られ損じゃん。金でも取らねーとやってらんねーよ」
虹「そのままヤられたらどうするつもりだ」
貴「そうならねぇように殴るんだろ」
虹「…それが分かってれば良いけど。だからって娼婦みてぇな真似は…」
貴「分かってる。今度から金取る回数減らすから許してよ。ナッシュとも約束した」
虹「……完全にやめるわけではねぇのか」
貴「小遣い稼ぎだ。別に良いだろ」
虹「良いとは言えねぇが悪いのはお前にちょっかい出す奴なのも事実だな」
貴「さすが!シュウ兄分かってるー‼」
虹「それにしてもナッシュと約束したのか?」
貴「ナッシュが他の男に触られてんの嫌だって言うし…まあ金取らなければあんま触られねぇと思ったから回数減らすだけ」
虹「つくづく珍しい事ばかりだ」
貴「ナッシュに恋愛感情は無いが特別と言えば特別だからな。これくらいは良いかと思って」
虹「でもナッシュがいなけりゃ取るつもりだろ?」
貴「当たり前だ。小遣いは必要だろ」
虹「何でこんなに性格悪いというか歪んでるというか…」
貴「兄妹は正反対なのが多いって言うじゃん」
虹「…そうだったか?」
貴「知らねー」
虹「適当かよ」
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名 - 一人称が俺とかかなり萎えますね (2017年9月17日 23時) (レス) id: f7bd0c1b2b (このIDを非表示/違反報告)
てんてー(プロフ) - 待ってたよナッシュー!! (2017年5月30日 19時) (レス) id: 88afc1eabe (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 白雪さん» 教えてくださりありがとうございました! (2017年4月22日 22時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - お役に立ててよかったです。 (2017年4月22日 17時) (レス) id: 5f8d813057 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 夜桜さん» ナッシュめちゃくちゃかっこいいですよね!ありがとうございます!頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月3日 16時