【黒バス】金髪野郎に言い寄られて困ってる。

38 ページ38

俺とナッシュはそのまま外に出た

身体目当てで近寄った奴は大体こうやって制裁している

多少は身体も触らせる事があるが金は必ず毟り取るか殴るから結果オーライだ


ナ「おい」

貴「ん？」

ナ「いつもあんな風に小遣い稼ぎしてんのか？シュウは知ってんの？」

貴「相手が誘ってきたら乗ってやるだけだよ。シュウ兄は知ってるけど…やると怒られる」

ナ「じゃあ何でやるんだよ」

貴「だってアイツから声掛けてきたんだ。身体目当ての野郎は金取るか殴るかしねぇとな」

ナ「でも最初はその気あったろ？」

貴「…あのなぁ、その気があるフリをしたの！俺が易々と身体売らねぇのはお前が1番知ってるだろ？」

ナ「それもそうだがな」

貴「あ、さっきは話合わせてくれてありがとな」

ナ「あんなのはまあ…別にいい」

貴「ああいうのは1回その気にさせて金巻き上げて地に落とすくらいが丁度いいんだ」

ナ「性根が曲がりきってるな」

貴「そりゃ昔からあんなのが多いから。場数が違うんだよ、そこらのバカ女とは」

ナ「言えてる」

貴「胸潰してない時はもっと良い金額取れるんだけどさ」

ナ「あー…だろうな」

貴「まあでも今日は上出来か」

ナ「…なあ、やめろって言ったら素直にやめるか？」

貴「やめると思ってんの？」

ナ「だよなぁ…」

貴「何で？」

ナ「……惚れた奴が他の男に触られてるの見ると腹立つし金貰ってんのも気に食わない」

貴「嫉妬かよ。でもさ、俺はお前のオンナじゃねーんだよな。だから残念ながらそのお願いは聞けねぇよ」

ナ「お前ならそうだろうな」

貴「……ああ、でも…回数減らすくらいなら聞いてやらんこともない」

ナ「…おいおい、変に期待させてんなよ」

貴「バーカ、金巻き上げる回数減らすだけだっつの。言い寄られたら殴るようにする」

ナ「良いんだか悪いんだか」

貴「つーかさぁ、それお前が言えた義理か？お前も相当やらかしてきた方だろ」

ナ「まあな」

貴「だから特別な」

ナ「…お前にとって俺は特別なのか？」

貴「恋愛感情は無いが特別だ」

ナ「バッサリ言うな」

貴「勘違いされちゃ困る」


そんな会話をしながら歩いていたらいつの間にかシュウ兄の高校についていた

ナッシュ知ってたんだ

シュウ兄まで届けないとな

よし、入るぞ…！

39→←37

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す