第137話【お久しぶりです】 ページ13
塚内「君の条件通り、君たちの会話内容は誰も聞かないし、誰も邪魔しない。あとから聞くこともない。...けれど、その代わりに君を守ってやれないかもしれない。
...相手は君をさらった相手だ。気をつけてくれ。」
扉の前でそう言われる。
そりゃそうだ、私は神野区事件で攫われて、怪我しているから。
『...ええ、大丈夫です。』
『.....お久しぶりです、オールフォーワン。』
オールフォーワン「...驚いたよ。」
私は、ガラス越し...いや、ガラスよりも頑丈な物質だろう、その向こう側に見えるオールフォーワンを見つめ、頭を下げる。
そして椅子に座ってから、また、じ、と見つめる。
オールフォーワン「...何が聞きたい？かわいい愛娘の質問ならなんでも答えてあげよう。」
私はすかさず、口を開く。
『気づいてますよね、私が娘じゃないこと。』
癖でポケットに手を入れて、ゲームくんをさすろうとするが、そこにゲームくんはいない。
.....置いてきたのだ。ゲーム君がいたら、多分十分に話ができないから。
『オールマイトに私が娘だと伝えたのも、動揺を誘うためとか、そこら辺でしょう。』
オールフォーワン「...そうだね、ああそうだ。
君は私の可愛い娘じゃない、可愛い娘の立場にいる別の誰かだね。」
『ええ、そうです。被害者ですよ、あなたの娘の個性の。入れ替わりですね。』
オールフォーワンは、潰れた顔で、面白そうに、くくく、と笑う。
オールフォーワン「さて、聞きたいことはそれだけかい？」
『いいえ、本題は別です。
...あなたの娘、私と入れ替わった張本人について、簡潔に、詳しく、教えていただけますか。』
オールフォーワンは、少し黙ると、また話し出した。
オールフォーワン「...いいだろう。」
第138話【ゲームくん】→←第136話【ヒエラルキー.....】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1464人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
オタク女子の勘違い系奮闘記 fifth 【僕のヒーローアカデミア】
オタク女子の勘違い系奮闘記 second【僕のヒーローアカデミア】
【ヒロアカ】私の個性は『右手から唐揚げを出す』！！【ヴィラン】☆その５もっと見る
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エドワード - メープルさん» えっ (2020年1月7日 16時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 鋼の錬金術師のエドワードと幼女戦記のターニャお願いします！！！ (2018年9月25日 22時) (レス) id: 6a973d41c4 (このIDを非表示/違反報告)
樹の幹 - 確か織田作の異能は意図して見れるものではなかった気がするのですが…あ、僕もよくわかって無いので修正とかはしなくていいと思います！更新頑張って下さい！ (2018年8月18日 19時) (レス) id: e640de58c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーとです。 - おおおおおおお織田作の異能だぁぁぁ(泣 (2018年8月5日 19時) (レス) id: fc82e8dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神威きたぁぁぁ!!!! また出して下さい!!!! (2018年2月27日 21時) (レス) id: eae4b70575 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白蛇の柊 | 作成日時：2017年11月29日 7時
