検索窓
今日:14 hit、昨日:20 hit、合計:226,256 hit

頭痛が痛い。 ページ6

− 百目鬼 −


____


「A」


誰だよ


「起きて、A」


だから、誰だよ

この家は、私以外の奴は居ないはず

私が目を開けると、そこは見知らぬ場所

満月の登った、海岸

そして目の前に立つ

________謎の女性


『さっきから呼んでるの、君?』


「そう、私よ」


『誰なの?』


「........覚えていませんか」


『寧ろ初対面ではないでしょうか』


目の前の女性は、目を閉じた

そして、私を射抜くような眼差しで見る


「私の名は____よ」


『........ごめん、聞こえない』


「____よ」


名前の部分だけ、聞こえない

どうなってるの

すると、私の視界がぐにゃりと歪む


「貴女を待っているわ........ずっと」


何を、言っているの?




____



目が覚める

今度は見慣れた天井

時計の針は9時40分を指していた


『やべ、遅刻』


私は重たい体を起こし、支度を始めた















学校へ向かう途中に公園がある

そこで、とんでもないものを見てしまった

私が襲われた奴みたいな仮面を着けた化け物と

それに対峙している、黒い着物を着た

オレンジ色の髪の男


『黒崎?何やってんだあいつ』


黒崎らしき人は化け物を

自身の背丈ほどある大きな刀で倒し

「死神のシゴトを手伝う」と昨日の少女に言った


........ん?昨日の少女?


なんでいんの

でも確か、あの不審者が“死神”とか言ってたような

まぁ、なんでもいいや

私は気付かれない内に退散しようと歩き出す


が、



「こんにちはぁ!」


『うわっ、吃驚した.....』


昨日会った不審者が目の前にいた

またお伺いしますって早過ぎない?


「何か思い出しました?Aサン」


『思い出すって何をですか?それより貴方誰ですか』


浦原「あー、これは失礼しました!アタシは浦原喜助って言います!」


____浦原 喜助____


その名を聞いた途端

激しい頭痛がきた

私は思わず頭を抑える


『いった.....』


浦原「大丈夫でスか?」


『大丈夫です気にしないで下さい』


何だろう、この感覚は

頭が何かを、引っ張り出そうとしてる

そんな感じ

何故、名前を聞いただけで........

もしかして

私は、この人を知っているって事?


『学校あるんで、行きます』


浦原「送りましょうか?」


『結構です』


私は早足でその場を去った




私は知らない





私が去った後





浦原さんが笑っていた事を

他人の為に→←過去の言葉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (213 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
337人がお気に入り
設定タグ:BLEACH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- すごく面白かったです!更新待ってます! (2019年5月30日 20時) (レス) id: 87e7c65eb8 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 面白かったです 焦らず更新して下さい 待ってます (2019年4月6日 22時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
絢兎(プロフ) - 続き楽しみにしています (2019年2月26日 14時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年2月17日 7時) (レス) id: 26036033a5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綺世 | 作成日時:2019年2月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。