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彼女の意図 ページ26

− 結城 −


私は瞼を上げた

目を開けた先に映った景色は白い天井だった

そして、ほのかに香る薬品の香り

四番隊........?なんでここに........


結城「........あっ!!」


私は勢いよく起き上がる

しかしそこに期待した姿はなく

私は俯く


卯ノ花「目が覚めた様ですね」


声の方へ視線を向けると

そこには少しだけ険しい顔をした卯ノ花隊長が居た

そして、私のベッドの傍に座った


結城「誰が........こちらへ私を........?」


卯ノ花「日番谷隊長です」


結城「そうですか........ご迷惑をお掛けしてしまった様ですね」


百目鬼隊長じゃ、無かったんだ


卯ノ花「結城さん」


卯ノ花隊長は懐から何かを取り出しながら私の名前を呼んだ

そして、その懐から出したものは........


結城「!!」


卯ノ花「貴女を倒したのは........誰だったのですか?」


それは、綺麗に畳まれた【十】と書かれた隊長羽織だった

卯ノ花隊長の目は、真剣だった

この人にとっても、信じ難い事実だと言うことだろう


結城「それは........」


卯ノ花「この隊長羽織は間違いなく、百目鬼Aのもの........貴女を倒したのは、Aなのですか?」


結城「........はい」


私はそう答えるしかなかった

どんな終わり方だったとしても

あの人が私を倒したことに、変わりはないのだ


卯ノ花「やはり........「でも」?」


私は卯ノ花隊長の言葉を遮り

その先のことを話す


結城「あの人は、私を殺さなかった........殺せなかったじゃなく、殺さなかったんです」


卯ノ花「それは、何故?」


私は今までの事を思い出す

以前の事も、全て



隊長はよく五番隊に行っていた


それは仕事を含めだが、行けば大体は藍染副隊長____基藍染隊長と話をしていた


私もそれにいつも着いて行っていた


そしていつも、平子隊長と話をしていた


........いつも、平子隊長と?



私は隊長がいた頃、藍染隊長と会話をした記憶がほとんど無い


藍染隊長と目もあった事がない気がする


隊長が居なくなってからも、それは変わらなかった




____隊長は、私と藍染隊長を遠ざけていた?





何故?






____『私が不在の間、十番隊を頼むよ』___





任務へ行く前の、あの言葉........





結城「まさか........」



卯ノ花「どうされました?」


これは、まだ黙っておくべきなのかもしれない


結城「いえ、何でもないです」


手遅れになる前に、手を打たないと........

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- すごく面白かったです!更新待ってます! (2019年5月30日 20時) (レス) id: 87e7c65eb8 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 面白かったです 焦らず更新して下さい 待ってます (2019年4月6日 22時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
絢兎(プロフ) - 続き楽しみにしています (2019年2月26日 14時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年2月17日 7時) (レス) id: 26036033a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2019年2月16日 15時

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