海色、鮮明に【BLEACH】 (ページ3)

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想像と現実ページ3

－黒崎－

目を疑った

あんなでかい奴が、宙を舞うのかよ

「室沢さん！！大丈夫っスか！？」

「てめぇ！！室沢さんの仇ぃ！！」

そう言って数人で向かっていく下っ端

女子に多人数で向かっていくとか

最低な奴らだ

俺は百目鬼に加担しようとしたが

黒崎「！？」

手で制された

そして＿＿＿＿＿＿＿＿

グイッ

「いてててててて！！！」

百目鬼は一人の下っ端の腕を捻りあげた

それを見て、周りのやつは怯む

『これで怯む？弱すぎ。

って言うかその前にさ、女子相手に大勢の男でかかって来て........恥知らずだね』

百目鬼は捻りあげた奴を下っ端達に投げかえすと

赤い瞳を細めた

『次向かってきたら、本気で行くよ』

「「ひぃぃぃいいいい！！」」

涙目になりながら、室沢を担いで

奴らは去って行った

『汚い悲鳴あげて....気持ち悪い』

百目鬼は視線をドアからこちらに向けた

そして、歩って来た

『変なところ見せて悪かったね』

そう言って、尻餅を着いたままの圭吾に手を差し出した

その手は、絶対に人を殴った事なんて無ぇ

綺麗な手をしてた

浅野「さ、さーせん」

圭吾は百目鬼の手を借りて立ち上がる

そして、制服を確認する

『破れたりして無いね。浅野だっけ？室沢が悪かったね、私から言っておくよ』

浅野「あ、いや、そんな........」

『それとも、お姉ちゃんに言っておこうか？』

浅野「え！？知ってるんスか！？」

『いや、知らないわけないでしょ。会長なんだから』

そう言うと、ドアの方向に歩き出した

『ま、自分で報告して下さい』

屋上のドアが閉まると、俺たちは一気に息を吐き出した

浅野「び、ビビった～」

そして、いつもの位置に座る

小島「一護はなんであの人と知り合いなの？」

黒崎「知り合いっつーか、頭髪の再検で居たんだよ」

茶渡「確かに、派手な髪色していたな」

黒崎「まあ、俺と同じで地毛みたいだけどな」

浅野「目もあれ元々なのか？」

黒崎「みたいだぜ？」

俺は遊子が作ってくれた弁当を頬張る

小島「でもなんか、イメージと違ったね」

茶渡「あぁ」

浅野「あんなに優しいとは........それにめちゃくちゃ強いし、何より........」

俯く圭吾

なんか、嫌なところあったか？百目鬼に

浅野「何より、超美人だった！！！」

全員「「･･･。」」

そうだ、コイツはそーゆー奴だった

でもまあ確かに

かなり端正な顔立ちしてたなと思う