新隊長、浦原喜助 ページ10
− 百目鬼 −
浦原「ありゃ?」
開かれた扉の前で間抜けな声を上げる人物
彼こそ新十二番隊隊長、浦原喜助だ
浦原「え〜〜っと、もしかして……ボク一番最後っスか?」
みんな少し驚く
平子「何や、えらいユルそうなんが入ってきよったな」
藍染「……そうですね」
斜め前に並ぶ五番隊の二人の会話が聞こえる
多分それ、みんな思ってる
鳳橋「人のこと言えんの?」
ご尤もでございます鳳橋隊長
そんな事を思いながら、ふと隣を見る
猿柿「……」
不機嫌そうな顔をして喜助さんを見ている猿柿副隊長
さぞ、気に入らなかったんだろうね
君、あの人嫌いなタイプだよ、多分
浦原「えーっと……入っても……いいんスかね?」
四楓院「ヘコヘコするな!」
そう激を飛ばしたのは夜一さんだった
そっか、喜助さん二番隊だったんだっけ
四楓院「お主はもう隊長なのじゃ!堂々と入ってこんか喜助!」
浦原「はあ……」
喜助さんがボケっとしていると
総隊長に後ろから杖でつつかれた
……痛そう。
山本「皆、揃っとるようじゃの」
山本「それではこれより、新任の儀を執り行う」
❀✿
結城「まさか浦原三席だったとは……」
『こらこら、今は浦原隊長でしょ』
結城「あ!失礼しました」
にしても……
私は隊首会の後を思い出す
喜助さんと猿柿副隊長は一言も会話をしなかった
というか、猿柿副隊長が一方的に無視というか
『少し、心配かな……十二番隊』
「僕も」
私は声の主を探した
すると、正面に八番隊ペアと浮竹さんが現れた
本当に、この人たち仲良いよね
浮竹「久々に話すな、A」
『そうですね、中々会いに行けなくてすみません』
「気にするな」と言ってくれる彼は
本当に優しい人なんだと思う
京楽「浦原隊長が心配かい?」
京楽さんは私を見て言った
『いや……実力は大丈夫だと思うんですけど、副隊長と上手くいくかなって』
京楽「なるほどねぇ、僕もそう思うよ」
実は私、隊首試験に参加したんだけど
喜助さん、めっちゃ強いのね
たがらその辺大丈夫なんだけど……
単純に猿柿副隊長と相性が悪い。本当に。
『彼女、曳舟隊長のこと大好きでしたからね』
浮竹「確かにな…」
私達は何となく、十二番隊隊舎の方を眺めた
喜助さん、少々の辛抱ですよ
まあでも、何となく丸め込んでくれると信じてるよ
あと……____
________惣右介が、怪しい。
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時