第1幕、終幕 ページ42
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月明かりが射し込むそのその部屋に
二人の影があった
藍染「久しぶりだね、A」
『そうだね、惣右介』
藍染「相変わらず、強い人だ
裏切り者と知っていながら、名前で呼べるなんて」
『裏切り者だろうが何だろうが、君が藍染惣右介である事実は変わらない。なんと呼んでも同じさ』
藍染を一切振り返らない彼女
月を見上げる彼女は
一体何を考えているのだろうか
藍染「投獄されてから80年、何も語らないとは........何を考えているんだい?」
すると彼女はゆっくりと藍染に振り返る
そして、不敵に笑った
『警戒、しているね』
藍染「君のことは、浦原喜助以上に警戒しているよ」
『それは過大評価だよ』
藍染「君を理解した上での判断だよ」
二人の間に、以前の様な空気はない
二人に、一瞬の隙もない
二人は、笑顔の仮面を外さない
この光景を見たならば
誰もがこう口にするだろう
____あぁ何故、こうなってしまっだろうか
と。
藍染は、百目鬼に背を向ける
藍染「また、来るよ」
『そう』
藍染・百目鬼「『君/私がここにいたらね』」
❁✿✾ ✾✿❁
山本「百目鬼Aが、消えた」
全員「「!!?」」
早朝に開かれた隊首会で告げられた驚愕の事実
集まった隊長、副隊長は目を見開く
そして、消え方にさらに驚く
雀部「衣服を残して、消えたようです。
そして、没収した斬魄刀も消えていました」
これを聞いた、何人かは思ったはずだ
___彼女も、魂魄消失案件の被害者だったのではないか____と
山本「連絡は以上じゃ」
総隊長は部屋を出ていく
山本「そこで何をしておる、結城」
隊首会を行った部屋の外には、俯く結城が居た
結城「今の話.......」
山本「お主なら分かるはずじゃ」
結城「っ!!」
総隊長は結城を一見もせず
去っていった
結城「百目鬼........隊長........」
結城は、百目鬼のくれたブレスレットから
彼女の霊圧を感じないことが分かると
涙を一粒、零したのだった。
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時