《看守日誌》お嬢 ページ41
− ルキア −
私が出会った人の中で
この人は一番、不思議な人だ
ルキア「看守の朽木ルキアだ」
『........朽木?』
私がそう名乗ると、寝ていた囚人がこちらに顔を向けた
端正な顔立ちの女だった
『朽木少年の親族か何か?』
ルキア「く、朽木........少年?」
一体、誰の事を言っているのだこやつは
少年........
目の前の囚人は
見た目からして藍染隊長と同じ位の歳だろう
と言うことは、この人からした少年は........
ルキア「兄様の........ことか?」
『兄様?朽木少年には妹が居たのかい?』
ルキア「いや........私は養子なんだ」
『触れない方が良かったかな?申し訳ないね』
ルキア「いや、構わない」
私は椅子に腰掛けた
すると彼女は、体を起こし伸びをした
『その様子だと、私が惣右介と同期って事は予想できたみたいだね』
ルキア「っ!?」
驚きのあまり、私は目を見開く
なんという推理力だ
兄様と私が分かった時点で、こちらの推理を当てた
____浮竹「彼女は、天才だった」____
そうか、この人が........
浮竹隊長が言っていた
元十番隊隊長、百目鬼A
日番谷隊長に更新されるまで
最年少の隊長だったと言う
『ところで朽木お嬢』
ルキア「お、お、お嬢!?」
こやつ!!私の事をお嬢と言ったか!?
『護廷十三隊は今、誰が隊長を務めてるの?』
あっさりスルーした
私は何とも言えない気分だったが、それを声には出さなかった
ルキア「一番隊は変わらず山本総隊長だ。
二番隊は砕蜂隊長、三番隊は市丸隊長........」
次々に名前を言っていく
が、変化を見せたのは三番隊はの時だけだった
まあそれも、本当に変化していたのかどうかは定かではないのだが
『十番隊の前任はどうした?』
ルキア「現世で、行方不明に........」
『へぇ
歳はとるもんじゃ無いよね。』
ルキア「何だ急に、老人ノ様なことを言いおって」
『朽木お嬢よりは遥かにババアですが』
ルキア「お嬢と呼ぶな!!」
私がそう言うとシカトをされた
そして、そのまま寝てしまった
ルキア「なんなのだ........」
振り回された、完全に
でも何故だか、嫌な思いはない
やはり、この人は不思議な人だ
____皐月十七日 看守:朽木ルキア
異常はなかった。____
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時