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手紙を握り ページ28

− 結城 −


それから程なくして

浦原隊長と百目鬼隊長の捜索命令が瀞霊廷全域に出された

我々十番隊も血眼になって探した

そして、ついに

八番隊隊舎裏で、京楽隊長が百目鬼隊長のみ

身柄を確保した

即座に集会令が出された

私は全速力で走り、一番最初に一番隊隊舎に駆け込んだ


結城「はぁ……はぁ……」


山本「……なんじゃ」


私は総隊長に向き合う

緊張なんて言葉、どっかに置いてきた


結城「……隊長は、護廷十三隊を裏切ったりなんかしません」


山本「……何を根拠に言っておる」


結城「あの人と過ごした三十年間です」


私は置き手紙をぐっと握りしめた

本当に裏切るつもりなら……

こんなもの書かない。


山本「……起こったことは事実じゃ」


結城「しかし!!」


雀部「口を慎まんか結城副隊長」


結城「っ」


雀部副隊長が私を見て、力強く言う

そこで私はやっと、冷静を取り戻し始めた


雀部「貴殿の気持ちも分かる。我々も、百目鬼隊長がそんな事をするはずが無いのは分かっている」


私は俯く


結城「申し訳ございません、取り乱しました」


山本「よい、位置につけ」


結城「はい」


私は隊長と並んでいた位置に移動した







そして、ついに百目鬼隊長がやってきた









山本「……十番隊隊長、百目鬼A」


『はい』


隊長は返事をいつも通りする


山本「今回の行いについて、弁明せよ」


緊張が走る

関係ないと、誰もが言うと思っていた



『ありません。やるべき事を、やった迄です』



全員「「!!?」」



山本「貴様、浦原といつから組んでおった」


ドッ

総隊長が霊圧を上げる

私は思わず膝をつく


『知ってどうするんですか?浦原喜助は既に姿を晦ましましたよ』


山じいに反抗して隊長が霊圧を上げる

これが……隊長?

総隊長と張り合える程の霊圧を持っていたなんて…


山本「今回の事件について、知っていることを全て述べよ」


『黙秘で』


二人の上がり続ける霊圧に

私は最早押し潰されそうだ

隊長達もキツそうだ

そこで私はあることに気付く

____隊長の足元に、真っ赤な血溜まりが出来いることに


卯ノ花「総隊長」


山本「……何じゃ、卯ノ花」


卯ノ花「諮問はこれくらいにしていただけませんか」


卯ノ花隊長が気付き、諮問を止める

流石だ


山本「……治療が終わり次第、投獄せよ」


総隊長が出ていく


バタンッ


それと同時に隊長が倒れた

谺響→←犯人と協力者



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

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