Preparedness ページ24
− 百目鬼 −
目が覚めると、そこは天井だった
あれ、こんな事前にもあったよーな。
ここ、四番隊だ
私は体を起こす
『っ』
……どうやら、あの出来事は夢では無いようだ
治療の施された、右脇腹をみて確信する
恐らく、私をここまで運んだのは惣右介だろう
鬼とバレた以上、彼は私を殺す事は無いはずだ
あと、初めての成功例だろうしね
『……』
窓の外を見ると、日が昇り始めている
以前、喜助さんが言っていた
____浦原「ボク、藍染副隊長に凄く見られるような気がするんスよね〜」____
私はご丁寧に畳まれていた死覇装を着た
そして、隊長羽織を羽織った
窓を静かに開け、そこから四番隊隊舎を抜け出した
✿
静まり返る、十番隊隊舎に
私は足を踏み入れた
そして、自室へ入る
隊長羽織を脱ぎ、それを机の上に置く
【十】の文字が、私を見つめている
『……絶対に、取りに来る』
私は隊長羽織を撫で、一切れの紙を置き
隊舎を後にした
___水鳥へ
今までありがとう、さようなら____
✿
『夜一さん』
四楓院「……Aか、入れ」
今日はやたら早いご出勤の夜一さん
私は今、二番隊にいる。
四楓院「その様子じゃと、そういうことか」
『はい』
私が隊長羽織を羽織らず来たのを見て
全てを悟った様だ
『私は、何としても惣右介を止めます』
私は瞬きをひとつした
『例え、どんな過程を踏もうともです』
今信じられるのは、夜一さんだけだ
彼女が乗らないのなら、私一人でもやるつもりだ
でも、多分……
四楓院「その覚悟、儂も乗ろうかのォ」
そう言って不敵に笑う夜一さん
『そう言うと思ってました』
四楓院「生意気なやつじゃ」
私も口角を上げる
同時刻、喜助さんと握菱さんが中央四十六室へ連れて行かれた
✿
− NO −
三人の隠密機動が、十二番隊
虚化したであろう者達がいる部屋に来ていた
しかし、そこには
隠密「誰もいないじゃないか」
隠密「いや、一人だけ居るぞ」
それは、平子だった
そして、平子に近付こうとすると…
『縛道の一、【塞】』
三人は突然縛道によって身動きを封じられた
そして、その発動者は____
隠密「っ!?百目鬼隊長!!?」
百目鬼は隠密機動の声に全く反応せず
平子を担いで、居なくなった
隠密「まさか……百目鬼隊長も……」
謎が、また一つ
324人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時