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Preparedness ページ24

− 百目鬼 −


目が覚めると、そこは天井だった

あれ、こんな事前にもあったよーな。

ここ、四番隊だ

私は体を起こす


『っ』


……どうやら、あの出来事は夢では無いようだ

治療の施された、右脇腹をみて確信する

恐らく、私をここまで運んだのは惣右介だろう

鬼とバレた以上、彼は私を殺す事は無いはずだ

あと、初めての成功例だろうしね


『……』


窓の外を見ると、日が昇り始めている

以前、喜助さんが言っていた


____浦原「ボク、藍染副隊長に凄く見られるような気がするんスよね〜」____


私はご丁寧に畳まれていた死覇装を着た

そして、隊長羽織を羽織った

窓を静かに開け、そこから四番隊隊舎を抜け出した















静まり返る、十番隊隊舎に

私は足を踏み入れた

そして、自室へ入る

隊長羽織を脱ぎ、それを机の上に置く

【十】の文字が、私を見つめている


『……絶対に、取りに来る』


私は隊長羽織を撫で、一切れの紙を置き

隊舎を後にした




___水鳥へ

今までありがとう、さようなら____



















『夜一さん』


四楓院「……Aか、入れ」


今日はやたら早いご出勤の夜一さん

私は今、二番隊にいる。


四楓院「その様子じゃと、そういうことか」


『はい』


私が隊長羽織を羽織らず来たのを見て

全てを悟った様だ


『私は、何としても惣右介を止めます』


私は瞬きをひとつした


『例え、どんな過程を踏もうともです』


今信じられるのは、夜一さんだけだ

彼女が乗らないのなら、私一人でもやるつもりだ

でも、多分……


四楓院「その覚悟、儂も乗ろうかのォ」


そう言って不敵に笑う夜一さん


『そう言うと思ってました』


四楓院「生意気なやつじゃ」


私も口角を上げる


同時刻、喜助さんと握菱さんが中央四十六室へ連れて行かれた















− NO −


三人の隠密機動が、十二番隊

虚化したであろう者達がいる部屋に来ていた

しかし、そこには


隠密「誰もいないじゃないか」


隠密「いや、一人だけ居るぞ」


それは、平子だった

そして、平子に近付こうとすると…


『縛道の一、【塞】』


三人は突然縛道によって身動きを封じられた

そして、その発動者は____


隠密「っ!?百目鬼隊長!!?」


百目鬼は隠密機動の声に全く反応せず

平子を担いで、居なくなった


隠密「まさか……百目鬼隊長も……」


謎が、また一つ

最善の策→←白々しい嘘



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

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