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血の騒ぎ ページ22

− 百目鬼 −


平子「なんでや……お前……拳西を……自分とこの隊長を……裏切ったんか……!?」






____「裏切ってなどいませんよ」____






平子「っ!!」


黒幕の、お出ましか


「彼は忠実だ。ただ忠実に……






________僕の命令に、従ったに過ぎない」



そう言って現れたのは

ここに居るはずのない、惣右介とギンだった


藍染「どうか彼を、責めないでやって下さいませんか________平子隊長」


平子「……藍……染……!!」



私の意識は、そこで一旦切れた









____



















____









目が覚めると同じ場所にいた

ただ、少し変わってる事がある


『……これは……』


私を除く全員が、虚化をして倒れていた

あのマコさんでさえ


藍染「おや、やっとお目覚めかい、A」


『かなり……目覚めの悪いお目覚めだよ』


私は冗談を飛ばしつつ、刀を杖にして座ったまま体を支える

しんどい……私の中に、何かいる


藍染「君も、気付いていたんだろ……?」


『……その辺は……黙秘権適応させておくよ』


藍染「どんな状況でも変わらないね……流石だ」


そう言って霊圧を上げる惣右介

コイツ、こんな霊圧何処に……


『うっ!』


惣右介の霊圧に触発されて

私の中の何かが動き出した

そして、口から白い物を吐き出した

それは顔にまとわりつき

《仮面》となっていく

それと同時に……


私の中の、鬼の血が騒ぎ出した


『ぐぅっ!!』


私は両手で顔を覆う

痛い、顔が痛い

私はそれに耐えられず

顔に付いた白い物体を払った


市丸・東仙「「!?」」


藍染「……驚いたな」


今の私の顔に、仮面は無かった

その代わりに

髪が白くなり、瞳が緋く光っている


『はぁ……はぁ……』


藍染「A、君は……____鬼だったのかい?」


落ち着きを戻しつつある私の髪は

再び深い青に戻り始め

瞳の光も収まった

そして私は、沈黙を貫く


藍染「もう一度聞くよ、君は……鬼だったのかい」


惣右介の後ろで、ギンが心配そうにこちらを見ている

馬鹿たれ、顔に出すな

その想いが伝わったのか、ギンは笑った


『教える気はないよ』


藍染「……そうか、残念だ」


そう言って刀を振り上げる




あとは、頼みました




バッ




藍染「!」



________喜助さん




カランッ


副官章が、地面に落ちた

白々しい嘘→←予想外の人物



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

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