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目覚めの悪魔 ページ3

− 百目鬼 −


目を開く

そこは、見慣れない天井だった

何処だここ……と思った矢先

視界の隅から黄色のパッツンと

茶髪メガネがひょっこりはんした


平子「よぉ、気ぃ付いたか」


五番隊隊長、平子真子

黄色い長髪が特徴的な人

一見適当で、ダメ人間そうに見えるが

案外人のこと見てるし、優しい

私の中では中々評価の高いいい人だ


『……私、どうしました?』


私が体を起こそうとすると、止めが入った


藍染「あぁ、今は起きない方がいいよ」


そう言って、惣右介は私の肩を押さえた

彼、藍染惣右介は霊術院の同期で

中々付き合いの長い奴だ

所謂、腐れ縁ってやつで

大体事ある事に、大体いる。大体な


平子「ビックリしたでぇ、隊首会中に急に倒れて」


『え、それは真でございますかマコさん』


平子「せやから俺はマコちゃうねんってゆーてるやろ!何時直んねんそれ」


『もう無理ですよ、諦めてください』


私は彼の名前、【真子】をずっと【マコ】と読むと思っていて

頭の中でそう考えていたら、もうマコさんから抜け出せなくなった


藍染「卯ノ花隊長が、貧血だと言っていたよ」


『貧血か……』


平子「お前ちゃんと食ってるか?隊長になってから日に日に痩せてるよーな気ぃすんねんけど」


『食べてますよ、人並みには』


平子「栄養バランス大丈夫なんかぁ?」


『さっきから貴方は私の親ですか』


私は眉をひそめながら言う

マコさん、凄い心配性だよね

ウザイくらいに。


平子「……お前今俺の事ウザイって思ったやろ」


『否定はしません』


藍染「流石だよA」


マコさんはキノコが生えそうなほど落ち込んだ

やべ、後悔。

そんな事を思ってると、何やら廊下が騒がしい


バンッ


勢いよく扉が空いたと思えば


『ぐえっ』


私のお腹に何かが乗った

それは、ぎゅっと私を抱き締め離さない


結城「隊長ぉぉぉ!!大丈夫ですかぁぁぁ」


それの正体は私の部下

十番隊副隊長、結城 水鳥(ゆうき みどり)だった


『み、水鳥……死ぬ……死ぬ……』


結城「はっ!!すみません!!」


あと、水鳥?

こんなに騒がしく来たらね……


卯ノ花「百目鬼隊長?」


『……はい……何でしょう』


私は人形のように、首を動かした

怖くて卯ノ花隊長直視できない。


卯ノ花「お目覚めの所、早々申し訳ないのですけれど……





____部下の指導は、しっかりと」



『はいぃぃぃ』



あれこそ……悪魔の笑み。

過保護だよ、鼻血だって→←____



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

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