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虚化と仲間 ページ20

− 百目鬼 −


現地に向かう時も、私は口を開かなかった

流魂街の民と隊長格では、作りが違う

虚化したと考えて間違えない


平子「エラい口数少ないなァ」


口数の少ない私に絡んでくるマコさん

この人、凄いよ、色々


『嫌な、予感がして……』


平子「嫌な予感も何も、最悪の事態やんけ」


確かに、最悪の状況だ

だけどこれから、さらに悪化するに違いない


ドォーンッ


音がする方向に、猿柿副隊長の霊圧がある

まだ、虚化はしていない


『マコさん』


平子「分かっとる」


私達は瞬歩でその場へ飛び

私は猿柿副隊長を抱え下がり

マコさんは攻撃を流した


猿柿「……真子……A……!!」


『遅くなって、すみませんでした』


平子「アホか、なんで刀抜かへんねん」


猿柿「……アホか」


段々と土煙が晴れていく

……やっぱり……

私は苦虫を噛み潰したような表情をした


平子「……拳西……!!?」


鳳橋「真子!!」


愛川「大丈夫かひよ里!!」


合流した三人も

変わり果てた六車隊長の姿に絶句した


愛川「どういう事だありゃあ……」


鳳橋「ホントに拳西なのかい?仮面も、霊圧も……まるで虚じゃないか!!」


平子「俺にも分からへん。ホンマに拳西なんか違うんか……とにかく、確かなんは刀抜かんと……」


六車隊長……もとい虚化した六車隊長が唸る


平子「____死ぬゆうことや」


それが合図となり戦闘が始まる

私達は咄嗟に多方向へ飛ぶ

六車隊長は愛川隊長をターゲットにし

そのまま殴り落とした


ドォーンッ


鳳橋「ラヴっ!!」


舞い上がった土煙から何かが飛び出す

愛川隊長だ

顔と声こそ元気だが、かなりの傷

……一撃でこれは、やばい


猿柿「あかん!!分かってんのか!?相手、拳西やぞ!!こんなん……ぐッゲホッゲホッ」


平子「……黙っとけひよ里」


ガチトーンのマコさん

その声で、その場に緊張が走る


平子「俺らが止めなあかんねん。あいつが拳西なら、尚更のォ」


驚いた顔をする猿柿副隊長

私はそれを横目で見る


鳳橋「そうだよヒヨリ。拳西が大事だから、ボクらで止めなきゃいけないんだ」


そう言って、鳳橋隊長と矢胴丸副隊長は刀を抜く


矢胴丸「心配しんときゃあ。殺さんで止める方法なんから山程あるで

手足の腱斬るよ、右半分あんたがやり」


鳳橋「オールライッ」


二人は六車隊長に向かっていった

予想外の人物→←凄い人、強い人



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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

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