検索窓
今日:1 hit、昨日:23 hit、合計:292,446 hit

師匠と弟子 ページ16

− 百目鬼 −


____彼からは、この間亡くなった五番隊三席の血の匂いがした

市丸ギン

霊術院を私同様一年で卒業

幼ながらに席官の地位に着いた

そして、彼は________








『……久しぶりだね、“ギン”』






市丸「せやな________師匠」









________私の弟子だ。

私は当の昔から惣右介の怪しい行動には気が付いていた

そんな時、流魂街でギンに出会った

正確にはギン達ではあるけれども。


『惣右介には、バレてなさそうだね』


市丸「《敵を欺くには、身内も欺け》やろ?ホンマに師匠は凄い人やな」


『褒めても何も出ないよ……はい、干し柿』


市丸「師匠、チョロいにもほどがあるで?」


という茶番はこれくらいにして

本題に入ろうか。


『最近、変わったことはある?』


市丸「流魂街で実験を始めはりましたよ」


『……魂魄消失案件の主犯はやっぱり惣右介達か』


市丸「暫く続けはるみたいやで」


動き出したって事は……何か起きるってこと

今、惣右介は完全に私を警戒してる

同時に、私も彼を警戒してる

ギンとの関係性もバレかねない


『ギン、これからどんな事が起こっても……惣右介の仲間としていて』


市丸「?どーゆーことや?」


『惣右介は多分、私も消しに来るから』


私がそう言うと、ギンは驚いた顔をした

想定外だった見たいだ


市丸「それは……師匠も虚化するゆーことか?」


『そう』


市丸「それはあかん。そないなことしたら師匠、消えてまう」


ギンにしては珍しく感情的だ

こんないい弟子そうそう居ないよ


『……大丈夫、私は消えたりなんかしない』


私のその言葉に、ギンは眉間にシワを作った


市丸「何の根拠があってそないなこといいはるん!?」


『勘だよ』


私はギンの方を振り返り、笑う


『私の勘がはずれたこと、無いでしょ』


ギンは言葉に詰まり、下を向く

……まぁ、普通そうだよね

こればっかりは勘なんて言われても納得出来ないかもしれない

でも、ギンなら分かるはず


市丸「信じてはりますからね。もし勝手に消えたりしたら……許しまへんで」


『アンタそんな怖い声でるんだね』


市丸「本気やから」


変わらないね

乱菊と私の事になると本気になるの

魅力的な男性だわ。


『アンタ、絶対モテるよ』


市丸「知っとるで」


『シンプルにムカつくんだけど』


私とギンは笑いながら、目を合わせる


そして、私は瞬歩でその場を去った

必ず→←残酷な世界



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
設定タグ:BLEACH , 藍染惣右介 , 平子真子
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます!これからも、よろしくお願いします! (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綺世 | 作成日時:2018年12月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。